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決算評価も持続性を見極めたいところ


 30日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開が続きそうである。29日の米国市場は、米国債利回りが2014年以来の高水準に上昇したことが嫌気され、終日軟調推移となった。
また、主要企業決算やトランプ大統領の一般教書演説が予定されており、投資家の様子見姿勢が強まっていた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比75円安の23535円だった。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売り先行の展開になろうが、25日線が支持線として意識される中、引き続き5日、25日線とのレンジ内での推移になろう。また、決算発表が本格化しているが、本日は200社近い決算発表が予定されている。昨日はファナック<6954>、信越化<4063>が買い気配で始まったところまでは良かったが、ファナックについては寄付きが高値だった。さらにザラバに決算を発表した大東建<1878>が3%を超える下げとなった他、SMK<6798>は下方修正が嫌気されてストップ安を付けている。

 その他、富士電機<6504>、JSR<4185>、日立建機<6305>が決算を受けてADR市場で4%超の上昇となっている。これを受けて買いが先行することになるが、寄付き後も強い値動きをみせられるかが注目されるところ。寄付き後に弱含みとなるようだと、模様眺めムードが強まることになりそうだ。

 物色としては決算を手掛かりとした中小型株に個人主体の資金が向かいやすいだろう。
また、トランプ大統領の一般教書演説を控え、インフラ関連への物色が意識されそうだ。
米長期金利上昇を受けた金融セクターなども注目される。
(村瀬 智一)


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