大引けの日経平均は前週末比138.11円高の30156.03円となった。東証1部の売買高は12億5043万株、売買代金は2兆4636億円だった。業種別では、空運業、海運業、非鉄金属が上昇率上位だった。一方、精密機器、医薬品、食料品が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の70%、対して値下がり銘柄は26%となった。
個別では、東エレク<8035>が6%を超える上昇となり、1銘柄で日経平均を約99円押し上げた。前週末の米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が大幅上昇した流れを引き継いだ。マネックスG<8698>などのビットコイン関連銘柄、JAL<9201>やANA<9202>といった空運株も上げが目立った。その他、売買代金上位ではソフトバンクG<9984>や三菱UFJ<8306>が堅調で、ファーストリテ<9983>とソニー<6758>は小幅に上昇。また、日東精工<5957>は連日で買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、任天堂<7974>やトヨタ自<7203>が小安く、キーエンス<6861>は軟調。ダイキン<6367>は3%超下落した。オリンパス<7733>、コニカミノルタ<4902>、テルモ<4543>といった精密機器セクターの一角、それにスクエニHD<9684>も下げが目立ち、ナガワ<9663>などが東証1部下落率上位に顔を出した。
<HK>
情報提供元:FISCO
記事名:「日経平均は4日ぶり反発、一時440円高も伸び悩み」