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マザーズ指数は大幅反落、物色の主体は東証1部資源関連株に、値上がり率トップはINCLUSIVE


 本日のマザーズ指数は大幅に反落した。前日の米国市場では、週明けの相場急伸後に伴う利益確定売りが優勢となったほか、中国銀行保険監督管理委員会の主席が2日、国内の不動産バブルに加えて米欧の金融市場のバブルが弾ける可能性を懸念したことが嫌気され、主要株価指数が揃って下落、とりわけハイテク株が弱く、終日戻りが鈍い展開となった。こうした背景から、個人投資家心理も悪化し、割高感の強い成長株が集まるマザーズ指数は反落スタートとなった。グロース(成長)株調整のきっかけとなったインフレ懸念に端を発した米長期金利の急騰については、足元で一服感がみられるものの、週末の米雇用統計などを見極めるまでは油断できないといった投資家心理も強く、こうした背景がマザーズ銘柄の手掛けにくさに繋がったと思われる。また、新型コロナウイルスのワクチン接種のペースが国内外で加速し、新規感染者数も世界的に減少傾向を辿るなど、感染収束を見越した一層の景気回復期待から、鉄鋼や非鉄金属といった資源関連のほか、空運や旅行関連などのアフターコロナ銘柄が買われるなど、市場の関心が東証1部に向かいやすい地合いであったことも、マザーズ指数の軟調さに繋がったと考えられる。なお、マザーズ指数は前日比24.77ポイント安の1197.66ポイントと反落、売買代金は概算で1756.90億円。騰落数は値上がり銘柄数92、値下がり銘柄数241、変わらずが11となった。
 個別では、利益確定売りが続いたイグニス<3689>が値下がり率トップに踊り出た。
前日に続いて連騰警戒感からの利食い売りが目立った和心<9271>も13%安と値下がり率上位にランクイン。また、高値圏からの利食い売りが改めて目立ったメタップス<6172>が11%安、直近IPOのcoly<4175>やQDレーザ<6613>もそれぞれ大幅に下落し、揃って売買代金上位に並んだ。時価総額上位では、前日に大きく買われたBASE<4477>が利益確定売りに押され6%安、フリー<4478>やマネーフォワード<3994>なども揃って大きく売られた。一方、2月半ばからの連騰劇が目立つINCLUSIVE<7078>は本日も11%高と大幅に買われ、値上がり率トップとなった。「第17回スマートエネルギーWEEK 2021」に出展すると発表し、これが好材料視されたロゼッタ<6182>は5%高となった。また、連日の新株予約権の大量行使発表で希薄化懸念が後退したほか、伊藤忠テクノソリューションズと企業のDX推進事業において協業することも発表したグッドパッチ<7351>、新型コロナウイルスワクチンの保管用のフリーザー対応型無停電電源装置を開発したエコモット<3987>も買われた。そのほか、HANATOUR<6561>、サマンサJP<7829>、ホットリンク<3680>などが値上がり率上位に顔を出した。
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