フォトニクス業界に特化したこの賞は、レーザー、生物医学、量子、AR/VR/MR、センサー、イメージングといったテクノロジー分野におけるイノベーションを表彰するもので、今回新たにカタリスト賞も加わった
米ワシントン州ベリンハム--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） --光学・フォトニクスの国際学会のSPIEは、最も革新的な光学・フォトニクス新製品を表彰し、業界を対象としたプリズム賞を授与しました。また、SPIEフォトニクス・ウエスト開催中に行われた祝賀会では、プリズム賞の16 周年を記念しました。
毎年実施されるSPIEプリズム賞は、フォトニクス製品やフォトニクスを活用したソリューションが急速に成長していることを示しています。今年の授賞式では、拡張現実（AR）や仮想現実（VR）、センサー、レーザー、量子技術、生体医用光学ソリューション等の分野で、画期的かつ創造的なソリューションを重要な課題に対し適用する既存企業や新興企業が広く表彰されました。本賞のプレゼンターは、メタのレオ・ボールドウィン氏、 アンシスのサンジャイ・ガンガダラ氏、 NISTのマーラ・ダウエル氏、Orbis Diagnosticsのキャザー・シンプソン氏、フラウンホーファーレーザー技術研究所のコンスタンティン・ヘフナー氏といった面々が務めました。
ファイナリストと受賞者は、技術の商業化および資金調達の各分野における知識と見識を備えた国際的な審査員団によって選ばれました。優れた審査員は、FDAのZane Arp氏、Nextcorps Luminateのデイモン・ディール氏、AXA XLのSimi George氏、BOS PhotonicsのBo Gu氏、CoherentのQiongying Hu氏、フォトンファンドの Zhenlin Li氏、テレダイン・プリンストン・インスツルメンツの Jason McClure氏、テクノロジースコットランドのAlison McLeod氏、Notal VisionのNishant Mohan氏、ICFOのRobertSewell氏、Orbis Diagnosticsのキャザー・シンプソン氏、セレス・テクノロジー・アドバイザーズのリンダ・スミス氏、トプティカの Mark A. Tolbert氏、ナノベーションのFerechteh Teherani氏等が務めました。
「SPIEプリズム賞で、光学およびフォトニクスをベースとした革新的な技術の数々を披露することができ、嬉しく思います」と、SPIEの最高経営責任者（CEO）であるケント・ロッチフォード は述べています。「ファイナリスト企業も今夜受賞した企業も、フォトニクスを活用した製品を開発し市場に送り出すことにより、私たちの生活を変えるほどの影響を与えています。また、今回新たにカタリスト賞が加わったことで、当社は多様性と持続可能性プログラムを通じて社会を改善するために、素晴らしい取り組みやアウトリーチ活動を行っている地域社会の企業も表彰することになります。今夜、この場で参加者の皆様に直接お祝いを申し上げることができ、嬉しく思います。」
2024年プリズム賞受賞部門、受賞者、受賞製品の全リストは、次のとおりです。
AR VR MR: Porotech、DPT ® (DynamicPixelTuning ® )
オートノミー: ANELLO Photonics、SiPhOG™ (シリコンフォトニクス光ジャイロスコープ)
生物医学: JenLab GmbH、MPTcompact: フェムト秒ファイバーレーザーを用いた多光子トモグラフィー
カメラとイメージング: Thorlabs、Prelude ® Functional Imaging Microscope
レーザー: EKSPLA、FemtoLux 30
量子技術: Qunnect、QU-APC: 自動偏光補償器
センサー: Scantinel Photonics GmbH、Scantinel X-One
ソフトウエア: Frenel Imaging、TPiCore ©
試験と測定: Persistence Data Mining、Soilytics ®
アプリケーションに焦点を当てた定例の賞に加え、今年は新たにSPIEカタリスト賞が創設されました。この新しい賞は、社会または環境に焦点を当てた特定のプログラムを実施し、職場、社会全体、または環境に大きなプラスの影響を与えている営利企業を表彰するものです。今回初めてSPIEカタリスト賞を受賞したのは、革新的で包括的な半導体人材開発プログラムを提供するインテルです。同社は半導体技術者育成プログラムであるQuick Startと、キャリア復帰プログラムであるリターンシップを提供しています。
SPIEについて
光学・フォトニクスの国際学会であるSPIEは、エンジニア、科学者、学生、ビジネス専門家を集め、光関連の科学と技術の前進に取り組んでいます。1955年に設立された当学会は、業界をリードするカンファレンスと展示会、SPIEデジタル・ライブラリーにおけるカンファレンス紀要、書籍、学会誌の出版、キャリア向上の機会を通じて世界の構成員とつながり、関係を構築しています。SPIEは過去5年間に、奨学金、教育リソース、旅費助成金、寄贈品、公共政策の開発といった啓発と支援を通じて国際光学コミュニティに2,400万ドル以上を提供しました。www.spie.org
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