ゴールドマン・サックスがムーディーズESGソリューションズの各国の気候ハザードに関するデータセットを選定

2021年03月23日 08:27:00
マネー
ビジネスワイヤ

ロンドン--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- ムーディーズESGソリューションズ・グループは本日、ムーディーズの関連会社のフォー・トゥエンティー・セブンが提供するソブリン・クライメート・リスク・スコアをゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント（ゴールドマン・サックス）がソブリン・リスクのESG評価で利用するために選定したと発表しました。このデータセットは、世界の人々、経済、農業のさまざまな物理的気候ハザードに対する将来的なエクスポージャーに関する詳細情報を提供します。

気温上昇、干ばつ、海面上昇、異常気象の頻発といった気候要素による影響の高まりが予想される中、ゴールドマン・サックスは独自のソブリンESGフレームワークの投入要素として、このデータセットを活用します。この気候リスクへのエクスポージャーの評価に、ゴールドマン・サックスの投資チームによる各国の物理的リスクへの適応力に関する定性分析が組み合わされます。

ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントのエグゼクティブ・ディレクターのプラクリティ・ソファットは、次のように述べています。「ソブリン債は、当社の債券ポートフォリオに不可欠な要素ですが、気候変動による各国への長期的な影響を定量化することは、その内在的な不確実性のために困難です。このデータセットを用いることにより、この絶えず変化するリスクを評価し、投資決定に反映させることが可能になります。」

12月に投入されたソブリン・クライメート・リスク・スコアは、物理的気候リスクへのエクスポージャーを各国の人々の居住地、GDP（購買力平価ベース）および農地と関連付けた唯一のデータセットで、各種の気候ハザードに対するエクスポージャーの比率や総量を含め、詳細な尺度を提供しています。洪水、熱ストレス、ハリケーンと台風、海面上昇、水ストレス、山火事への各国のエクスポージャーの多面的な要素を理解することは、的を絞ったリスク管理戦略に資することになります。

ムーディーズESGソリューションズ・グループのムーディーズ・クライメート・ソリューションズ・グローバルヘッドのエミリー・マッツァクラティは、次のように述べています。「物理的気候ハザードに対するエクスポージャーを理解することは、投資家や与信機関が気候リスクを評価し、さらに最も必要とされている分野の適応と強靭化に対する資金の流れを促すためには欠くことのできないものです。ゴールドマン・サックスが同社によるソブリン・リスクのESG評価を強化するために当社の新しいデータセットの活用を決定したことを、大変うれしく思います。」

ムーディーズESGソリューションズについて

ムーディーズESGソリューションズ・グループは、ESGと気候に関する洞察に対する世界的な需要の高まりに対応するムーディーズ・コーポレーションの事業部門です。同グループは、ESG、気候リスク、サステナブル・ファイナンスに関するムーディーズのデータと専門知識を生かし、ムーディーズ・インベスターズ・サービス（MIS）およびムーディーズ・アナリティックス（MA）と連携して包括的かつ総合的なESGおよび気候リスク・ソリューションを提供します。これには、ESGスコア、アナリティックス、持続可能性格付け、サステナブル・ファイナンス評価・認証サービスが含まれます。ムーディーズESGソリューションズ・グループにはV.Eとフォー・トゥエンティー・セブンが含まれ、どちらもムーディーズの関連会社です。詳細情報については、ムーディーズESGおよび気候リスク・ハブ（www.moodys.com/esg）をご覧ください。

ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントについて

ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントはゴールドマン・サックス・グループ（NYSE：GS）の資産運用部門で、管理資産残高は2020年12月31日時点で1.9兆ドルを超えています。ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントは1988年から投資一任助言サービスを提供しており、世界のすべての主要金融センターに投資の専門家を擁しています。世界の機関投資家および個人投資家の顧客に、幅広い資産クラスにわたる投資戦略を提供しています。1869年に設立されたゴールドマン・サックスは、世界有数の投資銀行・証券・資産運用企業であり、企業、金融機関、政府機関、個人富裕層など、多岐にわたる数多くの顧客に幅広い金融サービスを提供しています。

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