米マサチューセッツ州ダンバース--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- アビオメッド(NASDAQ:ABMD)は、アビオメッドの小型対外膜式人工肺(ECMO- エクモ)である Abiomed Breethe OXY-1 System(アビオメッド・ブリーズ・オキシワン・システム)を用いて世界で初めて2名の患者さんを治療したことを発表します。この先進技術のECMOは、自身の肺では末端臓器に十分な酸素供給ができなくなった患者さんに装着することで、血液から二酸化炭素を除去し、血液に酸素を供給します。



このシステムは、ARDS(急性呼吸窮迫症候群)、H1N1(インフルエンザ)、SARS(重症急性呼吸器症候群)、COVID-19による心原性ショックまたは呼吸不全を患う患者さんにおける血液の酸素化に使用されます。Impella心臓ポンプと併用すれば、心臓の負担を軽減しながら身体に酸素を供給することができます。これはECpella(エクペラ)として知られる併用療法です。

最初の患者さんはメリーランド大学メディカルセンターで治療を受けた21歳の女性で、肺に損傷が見られたため、BreetheシステムによるV-V ECMOが装着されました。このビデオで見られるように、彼女はすぐに改善の兆しを見せ、Breetheシステムを装着しながら毎日病院内を歩くことができるようになりました。

8日後、この患者さんはBreetheシステムから無事に離脱し、ICUから移動することができました。この患者さんの治療に当たったのは、メリーランド大学メディカルスクールのヘールズ特別外科教授であるバートリー・グリフィス医師と、メリーランド大学メディカルセンターの救急外科サービス主任および心臓外科ICUディレクターを務めるダニエル・ハー医師です。

2人目の患者さんは、HUMC/ハッケンサック・メリディアン・ヘルスでCOVID-19による呼吸不全に対して治療を受けた51歳の女性です。BreetheシステムによるV-V ECMOサポートを受けて24時間後、彼女の容体は安定し、改善の兆しを見せています。この患者さんの治療に当たったのは、HUMC/ハッケンサック・メリディアン・ヘルス心臓血管病院の心臓外科チーフで胸部心臓外科医のマーク・アンダーソン医師です。

アンダーソン医師は、次のように述べています。「Breetheシステムは、ECMO療法が必要なCOVID-19に感染した患者さんにとって重要な新しい選択肢です。簡単かつ直感的に使用でき、携帯性に優れ、とても有望な治療法であり、多くの患者さんを助けられる可能性があります。」

また、グリフィス医師は、次のように述べています。「この革命的な技術は、治療中の患者さんの離床を可能にすることで、より迅速な回復を促すことができるという、体外生命維持装置についての考え方を変えることになるでしょう。アビオメッドは一貫して患者さんの治療結果を改善するために呼吸器と心臓のサポートを向上させており、重要な節目となる今回のマイルストーン達成の一端を担えることをうれしく思います。」

「Breetheシステムは、患者さんの早期離床と身体リハビリテーションを大幅に促進します。これは当院の患者さんの回復にとって極めて重要です。」と、メリーランド大学メディカルスクールのクリス・L・ウェルズ准教授(PhD、PT、CCS、ATC)は述べています。ウェルズ教授はメリーランド大学メディカルセンターのEBP(Evidence Based Practice)担当者とリハビリサービス科研究コーディネーターも務めており、最初の患者さんを治療した医療チームのメンバーでもあります。

Breetheシステムは、自己の心臓と肺の機能の回復に焦点を当てたアビオメッドの革新的なポートフォリオにおける新製品です。アビオメッドは現在、左心室の負荷を軽減し、末端臓器に血液を灌流させ、心臓の休息と回復を実現するカテーテルベースのImpella心臓ポンプ、血液の酸素化を行うBreetheシステム、そしてImpellaとBreetheを併用して心臓の負荷を軽減するとともに身体に酸素を供給するECpellaという併用療法の治療オプションを提供しています。

Breetheシステムは、10月にFDA 510(k)認可を取得しました。米国内の一部病院を対象に限定的に販売されており、2021年には米国での全面的な販売を見込んでいます。

アビオメッドについて

米マサチューセッツ州ダンバースに拠点を置くアビオメッドは、循環補助デバイスのリーディングカンパニーです。当社製品は血行動態を改善し、心臓のポンプ機能を補助することで心筋の負担を軽減し、その回復を目指しています。詳細情報についてはhttps://www.abiomed.comをご覧ください。

ABIOMED BREETHE OXY-1 SYSTEMについて

Abiomed Breethe OXY-1 System™(アビオメッド・ブリーズ・オキシワン・システム)は、体外循環装置として米国食品医薬品局(FDA)から認可を取得しています。OXY-1システムは、最大6時間の心肺バイパス中に血液から二酸化炭素を除去し、血液に酸素を供給します。

FDAが2020年4月6日に発表されたガイダンスでは、Abiomed Breethe OXY-1システムは、米国で6時間を超えるECMO療法での使用が一時的に許可されています。これによって、現在は急性の一過性呼吸障害または急性の心肺機能不全の患者さんを治療するため、体外式膜型人工肺(ECMO)回路で6時間を超えて使用できるよう、適応拡大が認められています。6時間を超えるECMO療法の限定的な適応修正は、FDAによる認可や承認は受けておらず、米国保健社会福祉省(HHS)が宣言したCOVID-19に関する公衆衛生上の緊急事態が発生している間に限って有効となります。

将来見通しに関する記述

本プレスリリースには将来見通しに関する記述が含まれます。将来見通しに関する記述は、アビオメッドが米国証券取引委員会に提出した定期報告書に記載されたものなど、リスクや不確実性に影響されます。実際の結果は予想された結果とは大きく異なる可能性があります。

本プレスリリースは、米国アビオメッド・インクが現地時間2020年12月21日に発表した英文プレスリリースを日本語訳したものです。正式な言語は英語であり、日本に適応しない内容が含まれます。解釈は英語が優先されます。

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情報提供元:
記事名:「アビオメッドの革新的な ECMO (エクモ)技術で COVID-19 を含めた患者さんを初めて治療