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RMSの最新リスク技術で組織は緊急・長期災害の被害拡大を押し止めることが可能に



感染性疾患モデル、気候モデル、サイバーリスクソリューションの重要更新を発表

米カリフォルニア州ニューアーク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 世界はCOVID-19の世界的流行という途方もない危機に加え、終わることのない気候危機や増大するサイバー脅威を経験しています。市場、サプライチェーン、経済、社会、資産は、これらの動的に変化するリスクによる衝撃と損害から大きな影響を受ける可能性があり、これらリスクによる影響の把握と回復に大きな課題を突き付けています。本日、年次Exceedance®カンファレンスにて、カタストロフィー・リスク・ソリューションの有力企業であるRMSは、緊急・長期の両リスクがもたらす高コストを浮き彫りにするとともに、情報に基づく意思決定には次世代の詳細なリスク知見が必要であることを明らかにしました。これらの問題への対処に資するため、RMSは本カンファレンスにて、感染性疾患、気候リスク、サイバーリスクを対象とする新たなモデル更新を発表しました。




RMSのモデル担当エグゼクティブバイスプレジデントを務めるMohsen Rahnamaは本日の基調講演にて、COVID-19から気候変動対応までの教訓を比較して、次のように述べています。「過去120日間、あらゆる日常的対策がCOVID-19の伸びを押し止める上で決定的に重要でしたし、こうした対策から帰結についての詳細な知見を得るためのデータが増えました。同様に、気候変動は過去120年間にわたって徐々にリスクに対する影響を及ぼしてきており、今後も及ぼしていきます。次に、企業や組織が毎年取る対策も同様に、リスクの全体像を理解し、帰結に影響を及ぼすことの両方にとって極めて重要になるでしょう。これらの影響は、ハリケーン上陸などの大災害に起因する緊急リスクから、高潮による沿岸洪水などの長期リスクまで、保険バリューチェーンのあらゆる部分に及びます。」



同じ基調講演でRMSのモデル開発担当バイスプレジデントを務めるPete Daileyは科学、データ、モデルを動員することで気候変動と被保険危険の間の関係性への自信が高まったことを強調して、次のように述べています。「1つの例が海水面で、周知の通り、観察と物理学に基づけば、海水面は世界的に上昇しており、上昇は今後も続くことになります。RMSは2つの前線で前進しています。1つ目はCATモデルを気候科学の最新成果で更新すること、2つ目として今後の短期・長期の気候に基づいてリスクを予測するための新手法の開発です。さらに、COVID-19のせいで、コミュニティーが社会的距離戦略を取りながらという可能性もある中で、大型ハリケーンの上陸など今年起こる異常気象事象により、査定人の派遣や保険請求処理など、保険者にとって新たな課題が数多く発生するかもしれません。RMSイベント・レスポンス(RMS Event Response)サービスでは、こうしたタイプの事象について極めて重要な詳細知見をリアルタイムで提供し、これら課題への対処に貢献します。」



企業と政府は以前にも増してリスクについての理解を深めることを強いられており、こうした困難な課題を達成するための最新技術と最高品質の最先端モデルを必要としています。



RMSは最近、これらの長期・緊急の災害によってもたらされるリスクにクライアントが対処する上で役立つ重要モデルを強化しました。




  • RMS感染性疾患モデル

    RMS感染性疾患モデル(IDM)は、COVID-19などの広範な感染性疾患の世界的流行、インフルエンザからエボラ出血熱までの地域的流行の結果として起こり得る損失を確率的に把握します。RMSライフリスク・プラットフォーム・バージョン2.7(RMS LifeRisks® platform Version 2.7)としてごく最近更新した本モデルは、59カ国の多様な年齢層で感染性疾患が死亡率と有病率に及ぼす影響をとらえるもので、集団内での伝染を遅らせるために使用される非医薬品介入の採用を考慮に入れています。最近のモデル更新では、ワクチンの生産・製造の世界的能力における改善、医薬品の可用性と有効性、各国特有の世界的流行病対応、被保険ポートフォリオの基礎疾患を取り込んで、多様な要因が世界的流行病による死亡率にどのように影響するかの理解向上につなげます。COVID-19の世界的流行の動的影響を評価するために、RMSは地域別の症例数、死亡数、入院件数の予測情報も提供して、各国の緩和策を説明します。クライアントは複数月という計画対象期間におけるCOVID-19の影響予測について理解し、リスクに基づいた最新予測と対応の進展状況を時間経過に従って入手できます。




  • RMS 気候モデル

    RMSはハリケーン・台風、温帯低気圧、洪水、対流性暴風雨、冬期荒天、野火・山火事を対象とする世界的な気候モデル群を通じて、充実した分析機能を提供します。RMSモデルはコンセンサスサイエンスと最近の経験的データに基づいており、気候変動をめぐる最重要の側面と最近の観察結果を取り込んで、安定的に信頼できる方法でリスクを把握できるようにします。RMSリスク・インテリジェンス(RMS Risk Intelligence™)とRMSリスク・モデラー2.0(RMS Risk Modeler™2.0)の新たな強化機能により、RMSモデルの柔軟性と計算力がさらに一層増しました。クライアントは顧客リストを分析して気候変動によるコンセンサストレンドなどの現在の気候影響を評価できます(2020年6月から提供するRMSリスク・モデラー2.0、クライアントの現行リスクリンク(RiskLink ®)ソリューション、RMS分析サービス(RMS Analytical Services)のいずれかを活用)。結果は予測リスクとテールリスクの両方についての情報を提供します。欧州対流性暴風雨高詳細モデルは世界的な気候モデル群に追加する最新気候モデルであり、本日からRMS分析サービスにて、今夏からRMSリスク・モデラー2.0にて提供します。




  • RMSサイバー・ソリューション

    ケンブリッジ・リスク研究センターおよび保険パートナー8組織と連携して当初2016年にリリースしたRMSサイバーモデルは、保険市場で好評を博してきました。サイバーリスクは非常に動的な特徴を持つため、本モデルはまさに初リリースから毎年定期的に相当の改善を重ねており、直近では2019年10月にサイバー・ソリューション・バージョン4.0(Cyber Solutions Version 4.0)をリリースしています。バージョン4.0の強化機能には、暴露データのエンリッチメント、新たなハザードデータ、サイバー・ロス・モジュール、計算能力の強化が含まれます。RMSは今後もこの軌道を続け、2020年に次回リリースのサイバー・ソリューション・バージョン4.1でさらに強化を行い、加えてまったく新しいサイバー・アンダーライティング(Cyber Underwriting)機能を提供します。サイバー・アンダーライティングは保険引き受けを簡素化するための充実した新ダッシュボードを搭載しており、2020年9月までに提供可能となります。



以上



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RMSについて:



リスク・マネジメント・ソリューションズ(RMS)は、保険会社、金融市場、企業、公共機関がハリケーン、地震、洪水、気候変動、サイバー、パンデミックを含む自然災害および人為的災害によるグローバル・リスクを評価および管理する支援を行います。



RMSはカタストロフィー・リスク業界の先頭に立ち、データと高度なモデル・サイエンスを最先端テクノロジーと融合させることで、業界が先駆者となることを支援しました。いくつもの業界の経営陣が、当社のオープンでリアルタイムのエクスポージャーおよびリスク管理プラットフォームであるRMSリスク・インテリジェンスを通じて明日のリスクに対処できます。RMS HDモデル、リッチ・データレイヤー、直感的なアプリケーション、既存のエンタープライズ・システムに容易に統合できるAPIが利用可能です。



RMSは、信頼されるソリューション・パートナーとして、引き受け、リスク選択、緩和、ポートフォリオ管理のすべてにおいてビジネス上のより良い意思決定を下すための効果的なリスク管理を可能にします。



詳細についてはRMS.comをご覧いただき、リンクトインおよびツイッターでのフォローをお願いいたします。



© 2020 Risk Management Solutions, Inc. RMS、RMSのロゴ、その他の特定マークはすべてリスク・マネジメント・ソリューションズの商標です。その他の商標はすべて他者の財産として主張される可能性があります。



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