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立命館大学総合心理学部とMUSVI株式会社 テレプレゼンスシステム「窓」を関西の大学で初導入



交流会の様子(2024年3月11日)


交流会の様子(2024年3月11日)



立命館大学総合心理学部(大阪府茨木市、学部長:サトウタツヤ教授)は、MUSVI株式会社(東京都品川区、代表取締役/ Founder &CEO:阪井祐介)のテレプレゼンスシステム「窓」を関西の大学では初めて導入し、教育研究活動や高大連携プログラムを展開しています。



■導入の背景



コロナ禍以降、オンライン化という観点から大学での教育・研究環境は急速に変化しています。映像教材を積極的に利用するオンデマンド型教育では、学習の利便性や学習効率の向上が見込まれ、リアルタイムの双方向通信を可能とするビデオコミュニケーションツールを用いたオンライン教育も、多くの場面で導入されています。

立命館大学総合心理学部ではDX教育・研究環境の更なる進歩を目指し、離れた2拠点の空間をつなぐソリューションであるテレプレゼンスシステム「窓」による大学キャンパスと遠隔地との臨場感あふれるコミュニケーションを実現しました。地域社会や小中高校生との「窓」を用いた交流・協働の実践、「窓」を用いた豊富なノンバーバル情報を伴う相互行為の検証などを通して、教育と研究の両面から、臨場感あふれるテレプレゼンスという新しいコミュニケーション形態の実践と効果検証を進めています。

また、文部科学省は高等学校等におけるデジタル等成長分野を支える人材育成の充実を図るため「高等学校DX加速化推進事業」(DXハイスクール)を展開しています。地方の高等学校と大学を「窓」が結び、これまで繋がり・対話が物理的・金銭的に実現できなかった地域との共創の可能性が広がることを期待しています。



■高大連携プログラム



立命館大学総合心理学部と隠岐高等学校(島根県隠岐郡隠岐の島町)は、2019年より高校生の探究学習に関わって連携を進めています。2024年3月11日、「窓を使ってどんな交流をすればワクワクする?」をテーマにワークショップを開催し*1、教員同士や学生と生徒による距離を超えた臨場感ある交流を実施しています。

*1ワークショップには高津川てらす(島根県鹿足郡吉賀町)に設置した「窓」を使って島根県立吉賀高等学校(島根県鹿足郡吉賀町)の生徒も参加しました。



画像 : https://newscast.jp/attachments/gMwQEGm3eMcsis85SLhh.jpg
交流会の様子(2024年3月11日)



画像 : https://newscast.jp/attachments/TgrMrjcOXfMc5uiRNMOV.jpg
交流会の様子(2024年3月11日)



■今後の取り組み



立命館大学総合心理学部では、学生が集うコモンズスペース(ここらぼスクエア)に「窓」を常設して、遠隔地の高等学校、小中学校、商業施設、公共施設などとも連携し、本学部の特色を活かした教育、研究に活用していきます。

また、MUSVI株式会社は、デジタルテクノロジーの活用を通じ、距離や地域、経済的制約などさまざまな壁を越え、多様かつ柔軟に学びの場を提供する共創的な取り組みへの支援を行ってまいります。



■両機関代表者のコメント



【立命館大学総合心理学部長 サトウタツヤ教授】

MUSVI株式会社、隠岐高校、吉賀高校各関係者の協力により、これまでに例のない高大連携プロジェクトをスタートすることができました。関係各位に心より感謝します。現在、DXのユビキタス化が社会の至るところで進んでいます。テレプレゼンスシステム「窓」を媒介として、大学をハブとする距離や年代を超えた共創を実現しようという今回の取り組みには、教育DXの新たな可能性を示す大きな一歩となることでしょう。今後も立命館大学総合心理学部は時代の一歩先を行く挑戦的な試みを続けていきます。

【MUSVI株式会社代表取締役/ Founder &CEO 阪井祐介】

このたびは、DX教育・研究の領域で先進的なチャレンジを進められている立命館大学総合心理学部に「窓」を開かせていただきました。「窓」を通じて、離島・中山間地域にある隠岐高校と吉賀高校の生徒の皆さんが、立命館大学の国内トップクラスの研究者や大学生と、距離や世代の壁を超えた探究的な学びを深める様子は、来年度から本格化する「高等学校DX加速化推進事業」(DXハイスクール)の構想である”ミライの学び舎”の具現化にもつながる素晴らしい体験でした。立命館大学のこのような試みが広く認知され、離れていてもリアルに会える「窓」がさらに活用されることを期待しています。





「窓」は、映像・音声・インタラクションの技術をオントロジカルな視点※から凝縮し、距離の制約を超えて、相手が目の前にいるようなリアリティと、同じ空間を共有しているような気配や雰囲気(アウラ)を感じさせる次世代コミュニケーション装置です。これまで、150以上の企業や、教育機関、医療機関、地方自治体等に導入されており、主に「オフィス・現場」、「医療・介護」、「地域創生・教育」の3つの領域おいて、人や空間をつなぐプロジェクトに貢献しています。 ※「誰かと共に在る」感覚を重視する考え方



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