東京藝術大学陶芸研究室「窯温度の自動計測クラウド化」


クラウド化の仕組み


どこからでも焼成温度を確認


ISAホームページにてインタビュー全文を掲載!

株式会社アイエスエイ(略称:ISA、東京都新宿区新宿、代表取締役社長:柳原 康慈)は、LoRa無線データ計測システム「WD100(製品名:ももことあやか)シリーズ」を2018年に発表し、様々な分野への納入・販売実績を積んできました。
このたび、本シリーズのクラウド対応・熱電対温度自動計測システムが、国立大学法人東京藝術大学 美術学部 工芸科 陶芸(陶・磁・ガラス造形)研究室において本格稼働を開始し、複数窯の同時自動計測と監視が可能になりましたのでご紹介します。また発表に併せて本日より、ISAでは同研究室三上教授へのインタビュー記事をWEBで公開します。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/261573/LL_img_261573_1.png
東京藝術大学陶芸研究室「窯温度の自動計測クラウド化」

本システムは数十台に及ぶ東京藝術大学内・陶芸窯の焼成状況の把握と、データの記録を主目的として構築されましたが、副次的にコロナ禍における在校時間の制限などによるスタッフ不足にも貢献するものとなりました。今回は上野キャンパス内の陶芸窯5基の計測を行っていますが、今後は、取手キャンパスの窯などにも順次、設置を拡大する予定です。ISAは今回、東京藝術大学の先生方の協力を得て、大電力制御時の高ノイズ環境下での安定した計測技術の確立とクラウド上でのデータ処理について知見を得、今後の製品開発にも役立てたいと考えています。


<陶芸における温度監視の重要性とコロナ禍での貢献>
陶芸における窯の温度管理は、プロの作家、アマチュアを問わず、作品の仕上がりに影響を与える作陶上の最重要項目で、窯付属温度計の監視は、その過程が何昼夜に及ぶこともあります。
本システムは数多くの窯で頻繁に行われるこれらの焼成において、客観的な温度推移の視覚的確認と焼成データの記録・保存により焼成時の各種パラメータとの関連を把握、解析できるものです。データはクラウド下で管理され、いつでも、どこからでもスマホやPCで確認できるようになりました。
更にコロナ禍においては、通常学生が行う付ききりでの温度記録や自動計測・記録・保存機能が、学生の創作活動時間の確保に少しでも貢献できるものになり得た事に大きな意義を感じております。


<システム詳細並びに、ISAと陶芸>
本システムは、窯の熱電対端子に計測装置を接続するだけで、既存の計測・制御・表示機能には影響を与えず、ゲートウェイサーバにデータを無線で送出し、クラウドを経由して、スマホ、タブレットあるいはPC等で窯および工房内の現在温度やその時系列的な変化、時間当たりの供給熱量(参考値)をグラフにて可視化、確認することができます。作品焼成時の温度変化を長期間にわたって高精度で確認でき、また、適正窯出し時刻も正確に把握できますので、より高度な作品作りや効率化にも寄与します。
ISAは、学生の創作活動を支え、同時に伝統文化の継承に貢献することを目指していきます。


<インタビュー:システムの活用についてと陶芸への想い>
新年度を迎え、弊社システムの活用についてのお話しや、「陶芸」についての想いなどを同研究室教授の三上 亮 先生、テクニカルインストラクターの茂田 真史 先生に伺いました。(※本発表では一部抜粋してのご紹介。インタビュー全文はISAのWEBで公開)

東京藝術大学 美術学部 工芸科 陶芸(陶・磁・ガラス造形)研究室 教授 三上 亮 先生
東京藝術大学 美術学部 工芸科 陶芸(陶・磁・ガラス造形)研究室 テクニカルインストラクター 茂田 真史 先生

ISA) 昨年はコロナによる影響で、一部焼成作業の工程が変わったと聞きました。

藝大) はい。もともと藝大には、電気窯(手動タイプ)が約10基あり、コロナ以前は、作品の焼成を行う際、学生が学校に寝泊まりし、電気窯を含めたプロパンや灯油などの窯の温度管理を手動で行っていました。
ところが、昨年のコロナによる影響で、大学内において集団で窯を焚くことや、宿泊することが自粛となり、焼成温度を自動でコントロールする、プログラム焼成機を5基の電気窯につけることになりました。全く想定していなかったコロナの出現で、プログラム焼成への移行が一気に進みました。

ISA) 学生さん方は、ご自身の作品の焼成に立ち会えなくなったことについてはいかがでしたか?

藝大) 焼成を行えば、実際の温度状況を知りたくなります。
ですので、昨年は焼成温度をリアルタイムで知りたいという学生に対して、本システム(クラウド対応・熱電対温度自動計測システム)の焼成データ管理画面(クラウド)のURLを配布しました。学生は、自宅からスマホやPCで確認していました。
データを監視、記録、ストック、熱量計算出来るだけではなく、「データの共有」が出来るという点もすごく有効だと思います。
また、場所が離れていても、あるいは、その場にいなくても温度が見られるというのは、とても安心感があります。そう考えると、このシステムは先駆的で、まさに「ポストコロナ時代の技術」と言えると思います。今後は、取手校での登り窯や穴窯での活用もいいと思います。
取手での焼成状況を、上野で確認出来るというのはいいですね。

もともと、『焼成をコントロールする』というのは、日本の焼き物においては、とても重要な工程のひとつです。海外の大学では、焼成作業を陶芸の工程と捉えていないところがほとんどですから、日本の焼成に対する考え方や意味合いは、世界的には特異で日本陶芸独特の文化といえます。焼成、釉薬までを含めた全ての工程が陶芸である、と…。
ですから、今後このシステムに、遠隔制御機能が加わることを期待します。

ISA) 貴重なお話しをありがとうございました。導入したシステムが学生の創作活動の一助になれば幸いです。藝大の皆さまの活躍をこれからも楽しみにしています。
<インタビュー全文: https://isa-j.co.jp/momoaya/topic/geidai/

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/261573/LL_img_261573_4.png
ISAホームページにてインタビュー全文を掲載!
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/261573/LL_img_261573_5.jpg
東京藝術大学 取手キャンパスの登り窯

■国立大学法人東京藝術大学
日本で唯一の国立総合芸術大学として、創設以来、世界水準の教育研究活動を展開し、数多の傑出した芸術家を育成・輩出するとともに、国内外における広範かつ多様な芸術活動や社会実践等を通じて芸術文化の継承・発展に寄与。
所在地: 〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8


■株式会社アイエスエイ クラウド対応・熱電対温度自動計測システム
[製品URL] https://isa-j.co.jp/momoaya/

[機器構成]
1. WD100-S32 データ収集通信制御サーバ(親機)
最大32台までの各種計測・制御ユニットとのLoRa通信を管理します。
2. WD100-FA02 熱電対温度計測ユニット(子機)
熱電対センサ入力3チャンネル(熱電対温度センサ含まず)

[特長]
1. 計測ユニット(子機)1台で3チャンネル同時計測
2. LoRa無線通信方式による長距離通信(見通し11km)
3. 子機は10年バッテリ内蔵で長寿命
4. 多くの熱電対タイプに対応
5. しきい値の設定とメールによる通知機能
6. 親機1台に対し、子機32台まで接続可能
7. データはクラウド下経由でいつでも、どこからでもスマホやPCで確認が可能

■会社概要
商号 : 株式会社アイエスエイ
代表者 : 代表取締役社長 柳原 康慈
所在地 : 〒160-0022 東京都新宿区新宿6-24-16 新宿6丁目ビル
設立 : 1979(昭和54)年10月
事業内容: 以下の各製品の開発/製造/販売/保守
ネットワーク警告灯、IoT計測機器、IT機器の自動運用システム、
UPS・PDU等の電源関連装置、遠隔監視装置、
HP/Sun/IBM等のリファービッシュビジネス
資本金 : 10,000万円
URL : https://isa-j.co.jp/
E-mail : info@isa-j.co.jp


※文中の社名、商品名、機種名、各社の商標は登録商標です。
(C)2021 ISA Co., Ltd.

情報提供元:@Press
記事名:「ISAのクラウド対応・熱電対温度自動計測システムが東京藝術大学において本格稼働を開始!陶芸研究室三上教授へのインタビュー記事も本日よりWEBで公開