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「能・弱法師(よろぼし)」を伝統芸能愛好家のために4月11日 京都・冬青庵能舞台からネット配信 ~コロナ禍での観客限定公演を無料で中継~



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2021年の演目「弱法師」


冬青庵能舞台QR


2020年-春青能(無観客)「半蔀」(1)

春青能実行委員会・白井孝明(以下 白井)は、能公演「白井あさぎ追善 春青能《弱法師・盲目之舞》」を4月11日(日)午後3時より、京都市中京区・冬青庵能舞台にて開催し、無料ネット配信いたします。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/254569/LL_img_254569_2.jpg
2021年の演目「弱法師」

イベントURL: http://touseian.jp/web/


【「春青能」開催の背景】
4月11日(日)午後3時から、京都市中京区の冬青庵能舞台にて、春青能「弱法師(よろぼし)」「経正(つねまさ)」の全内容を、インターネットサイト「YouTube」でネット配信いたします。
実公演は、新型コロナウイルス感染対策の必要性から、入場制限を行います。しかしながら、楽しみにしてくださっていてもご来場いただけない方々や能狂言などの芸能愛好家の方々のために、ライブ配信でもお届けすることとします。
様々な制限のある情勢故、決定いたしました。

本公演は、主催者白井が、長女あさぎ(平成26年4月11日逝去・享年19才)の三回忌追善のために平成28年春から始めたものです。懇意の能楽師、青木道喜に依頼し、青木の自宅能舞台「冬青庵能舞台」で毎年春に開催しています。小規模で親密な舞台で、優れた公演を愛好家の方々にも味わっていただこうというのが主旨です。
今年度は祥月命日の開催となりました。特別な日ということもあり、日程を変えること無く行います。

運命の悪戯で生き別れた親子の再会を、大阪天王寺の美しい春の夕べの情景の中に描いた「弱法師」をご覧いただきます。もう一つの演目「経正」は平家物語を題材にした小品で、一の谷の合戦で討死した琵琶の名手、平経正の霊の夜の舞が現出します。こちらは青木真由人(立命館宇治高校2年)がシテ(能の主役)として初めて面をかけて演ずる記念の舞台です。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/254569/LL_img_254569_1.jpg
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【能について】
「能」とは、室町時代に成立した伝統演劇です。いわゆる「能面」を用います。独特の発声によるセリフと「歌」で、物語を舞台上に表現します。また、主役は歌だけでなく、楽器(笛や鼓など)と合唱を背景にした舞を見せます。ことば、歌、器楽、舞による総合的表現の舞台芸術です。初めての人はその緩やかさに驚きます。緩やかで静かな演目が多いのですが、舞台の流れに注目し、身を任せていると、次第にそのリズムに同化し、ほんのわずかな表情の変化を楽しむことができるのにふたたび驚くものです。能面も無表情に見えて角度や光の加減によって刻々と表情を変えます。物語だけでなく、わずかな変化に託された表情の移ろいを楽しむことができます。
まるで、水や上質な日本酒の違いを「ききわける」ような楽しみと言えるかもしれません。


【主な演目の概要】
・能 経正
一の谷の合戦で討死した平経正は琵琶の名手でした。その死を惜しんだ僧都行慶らによって、京都の北、仁和寺で経正愛用の名器「青山(せいざん)」を供えての法要が営まれました。
そこにかすかな気配とともに経正の霊が現れ、昔を懐かしみ琵琶を慈しみつつ、秋の衣笠山を仰ぎ舞います。しかし、自らの姿が人々の目に映ったことを深く恥じ、暗闇に消え失せます。
静かで暗い秋の夜に松の葉音や琵琶の音がかすかに響くような趣の小品です。

・能 弱法師・盲目之舞
春の四天王寺(現大阪市)。人で賑わう境内である親子がすれ違いました。
父、高安通俊はかつて、ある人の言葉に惑わされ、息子俊徳丸を追放してしまいました。悔いた道俊は、四天王寺で失われた俊徳丸の安楽を願い、施行(善を積むための施し)を営みます。その最後の日、一人の弱法師(よろぼし)とよばれる若者を認めました。この若者こそ、悲しみのあまり盲目となり、物乞いで生きる他ない俊徳丸でした。咲き誇り、散る梅の花を愛でつつ、親は目の前にあるのが我が子と知ります。道俊は弱法師に沈む夕日を心に描き極楽浄土を想う「日想観」を進めます。弱法師は、瀬戸内海に夕陽の沈む難波の絶景を思い描き、歓びにむせびますが、すぐに人にぶつかりつまずき転び、盲目の悲しさに打ちのめされます。
その夜更け、道俊は弱法師に親子であることを告げます。はじめ逃げようとした俊徳丸も再会を喜び、手をとりあって高安の里に帰ります。
華やかな梅に彩られた春の景色とそれを観ることができない盲目の若者。その心に描かれる美しい夕陽の絶景と自由に歩くこともままならない現実。強い対比と感情の揺れが観るものに迫ります。世阿弥の長男、十郎元雅の手になる逸品です。


公演詳細は冬青庵能舞台の公式サイトに記載します。また、ネット配信のアクセスも同ページから可能です。
また、動画は一定期間、同ページにてご視聴可能とします。

■開催概要
<ウェブ配信>
日時 : 2021年4月11日(日)午後3時~5時
URL : http://touseian.jp/web/
参加費 : ネット視聴は無料
定員 : なし
申込方法 : 不要
公式サイト: http://touseian.jp/web/

<実公演(一般席完売・補助席など僅少)>
日時 : 2021年4月11日(日)午後3時~5時
会場 : 冬青庵能舞台
アクセス : 京都市中京区両替町通二条上る北小路町
参加費 : 一般7,000円 学生3,000円(税込)
定員 : 約50名(検温・マスクなどの防疫措置実施)
お問い合わせ: FAX 053-533-3607
E-Mail takaaki_shirai@hotmail.com
白井孝明まで
公式サイト : http://touseian.jp/web/

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/254569/LL_img_254569_3.png
冬青庵能舞台QR

【主催者】
春青能実行委員会・白井孝明・株式会社サイラブ


【本イベントに関するお客様からのお問い合わせ先】
春青能実行委員会 白井孝明
FAX : 053-533-3607
E-Mail: takaaki_shirai@hotmail.com
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