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長崎・プレイランドが営業終了 数十円で遊べるレトロゲームの聖地


 長崎市浜町の浜屋百貨店の屋上遊園地「プレイランド」が6日、営業を終了する。半世紀にわたって家族連れらに親しまれたが、施設は老朽化し、運営業者が廃業した。昭和時代に流行したデパートの屋上遊園地は全国で数カ所まで減ったとされ、九州では浜屋が最後だった。

 浜屋によると、1939年の開店当時から屋上には観覧車などの遊園地があり、8階建てに増築した74年に現在の形になった。最盛期はステージもあり、ヒーローのショーなどでにぎわったという。

 最後まで残った乗り物やゲーム機は、ほとんどが昭和のもの。シンプルなじゃんけんやクレーンのゲームなど駄菓子屋の店頭に並んでいた懐かしいものが並ぶ。いずれも数十円で遊べるため、百円から十円への両替機もある。

 運営業者が「古い機械は、故障しても手作業で直せる」と大切に遊具を使ってきた。電子部品を使ったゲーム機は部品が無くなると修理できなくなるため、結果としてアナログな機械ばかりが残り、近年は「レトロゲームの聖地」として注目された。

 運営業者の廃業で2023年末から一時閉鎖していたが、営業終了を前に2日から一般開放。動く乗り物は5台だけとなったが、来場者はロボットやUFOの遊具などで記念撮影を楽しんだ。

 3世代で来場した時津町の岡本奈津美さん(27)は「遊園地がない長崎で、子供と遊べる場所だった。県外に住む姉もネットで営業終了を知り、寂しがっていた」。母の村中公美(さとみ)さん(52)は「乗り物などは何十年も変わっていない。昔を思い出した」と懐かしみ、岡本さんと孫の優真ちゃん(2)を撮影していた。【神崎真一】

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