立憲・岡田氏、裏金問題巡り「怒り持続を」「6月までに総選挙」

　立憲民主党の岡田克也幹事長は25日、浜松市中央区で講演し、自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金問題に触れて「6月までに（衆院の）解散、総選挙がある。今の怒りを持続してほしい」と参加者に呼びかけた。

　岡田幹事長は「裏金を作って、何に使ったか分からない。それで国民に負担を求めても、『あんたたちは何をしているんだ』という話になる」と語った。また、議員と会計責任者が連帯して責任を負う仕組み▽政治資金収支報告書のデジタル化▽政治資金パーティーの規制――の必要性を訴えた。

　講演後の取材に岡田幹事長は、清和政策研究会（安倍派）の座長を務めた塩谷立元文部科学相について「キックバックや（政治資金収支報告書に収入として）届けられていないことを分かっていたはずだと思う。しっかり説明してもらいたい」と語った。

　28、29両日に開催する見通しの衆院政治倫理審査会（政倫審）に関して「当然、公開だと思っている。何のためにやるのか。（出席予定の5人は）第一弾。十分だと思っていない。二階（俊博元幹事長）さんや安倍派幹部で、まだ出てこない人もいる」と指摘した。【山田英之】