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トランプ氏圧勝なら事実上決着か ヘイリー氏の地元で予備選投票へ


 米大統領選の共和党候補指名争いは、第5戦となる南部サウスカロライナ州予備選の投票が24日午前(日本時間24日夜)に始まる。5連勝を狙うドナルド・トランプ前大統領(77)が、対抗馬のニッキー・ヘイリー元国連大使(52)の地元である同州でも圧勝すれば、候補指名レースは事実上決着したとの見方が強まりそうだ。

 トランプ氏は23日、同州北部ロックヒルで集会を開き、数千人の支持者を前に「正直言って、明日は心配していない。我々が目指しているのは11月5日(の本選)だ」と余裕を見せた。ヘイリー氏については「民主党員からも資金提供を受けている。党派を変更すべきだ」と批判した。

 ヘイリー氏は22~23日、州東部で相次いで集会を開いた。「国民の7割はバイデン氏とトランプ氏の再戦を望んでいない」と強調。トランプ氏が「ヘイリー氏への献金者は永久にMAGA(トランプ派)から排除される」と脅したことについて「誰かを仲間外れにするのではなく、仲間に引き入れる候補が必要だ」と訴えた。

 2011~17年に州知事を務めたヘイリー氏にとって、地元での予備選はトランプ氏優位の流れを変える好機だった。しかし、政治サイト「リアル・クリア・ポリティクス」の集計(23日時点)によると、予備選への参加予定者の支持率は、トランプ氏が60・8%、ヘイリー氏が37・5%。終盤にやや差が縮まったが、トランプ氏が優勢だ。

 同州の共和党では、保守的なキリスト教福音派の影響力が大きい。ヘイリー氏も保守派の支持を得て知事選で勝利したが、今回は中道派や無党派層に支持を広げる戦略をとっている。保守層が厚い地元の予備選では裏目に出ており、福音派からの圧倒的な支持を誇るトランプ氏に水をあけられる要因となっている。

 地元で敗北すれば選挙戦から撤退するとの見方も出る中、ヘイリー氏は20日の演説で「(予備選翌日の)25日になっても、私は選挙運動を続けている。私はどこにも行かない」と強調。今後強まるとみられる撤退圧力に予防線を張った。

 共和党の候補指名争いでは、各州の予備選・党員集会を通じて、7月の党全国大会で大統領候補選出の投票権を持つ「代議員」(計2429人)の獲得数を競う。米メディアによると、第4戦までの獲得数はトランプ氏63人、ヘイリー氏17人。サウスカロライナ州には50人が割り当てられている。【ロックヒル(サウスカロライナ州)秋山信一】

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