棋王戦第1局は持将棋 藤井棋王は公式戦初「意識してなかった」

　藤井聡太棋王（21）に伊藤匠七段（21）が挑戦する第49期棋王戦五番勝負（共同通信社主催）の第1局は4日、富山県魚津市で指され、午後5時35分、双方の玉が敵陣に進入することが確定して勝負が付かない「持将棋」が成立した。即日指し直しはせず、24日に金沢市の北国新聞会館で第2局が行われる。

　藤井棋王はこれまでに400局以上の公式戦を指しているが、持将棋となるのはこれが初めて。終局後、藤井棋王は「（初めてだということは）全く意識していなかった」と話した。【丸山進】