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京アニ放火被告 面会遺族に「本当に申し訳ない」 身起こし低頭


 2019年7月の京都アニメーション放火殺人事件で亡くなった寺脇(池田)晶子さん(当時44歳)の夫(51)が29、30の両日、大阪拘置所(大阪市都島区)を訪れ、殺人罪などに問われて京都地裁の裁判員裁判で死刑判決を受けた青葉真司被告(45)と面会した。車椅子の青葉被告は「池田さんには本当に申し訳ない」と、やけどで不自由になった両手で面会台をつかんで身を起こし、何度も頭を下げたという。

 夫は京都地裁での公判で被告に、晶子さんと遺児となった子どもへの思いを直接問いただし「申し訳ない」との言葉を引き出した。だが夫は「具体的に何を申し訳ないと思っているのか。本心は分からない」と話し、納得できなかったという。被告の弁護人は、25日の死刑判決を不服として翌日に控訴。夫は、判決公判の前にも被告に面会を希望して断られていたが、拘置所に再度赴き、青葉被告が初めて応じた。

◇2日連続面会「謝罪確認できた」

 面会は1日1回20分と定められ、29日は被告が一方的にアニメ業界について語り、そうした話を「鑑定医が妄想にしてしまった」と不満を述べた。30日に夫が妻子への言葉を求めると、子どもについては「弁護士から『人に恨みを持つことがないよう育てている』と聞いた。ものすごく素晴らしいことだと思う。そういう人の背中を見て育ってほしい。私みたいな(道を)踏み外した人間にはならないと思う」と話したという。

 夫は「青葉さんなりに反省し、謝罪の気持ちがあるのは間違いない。精いっぱいやれた。今日で区切りとする」と語った。【南陽子】

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