23日午前10時ごろ、東北新幹線の上野―小山間、上越・北陸新幹線の上野―熊谷間で停電が発生した。東北新幹線の東京―仙台間、上越新幹線の東京―新潟間、北陸新幹線の東京―長野間のいずれも上下線で運転を見合わせた。JR東日本によると、架線が垂れ下がっているのが確認されたという。運転再開のめどは立っておらず、同社は「復旧まで相当な時間を要する見込み」としている。
同社によると、さいたま市中央区の1カ所で新幹線の架線が垂れ下がっている。原因は「調査中」という。午後1時36分、上野―大宮間で停車中だった新幹線からの乗客の救出が完了し、復旧作業の準備を進めている。
正午ごろから、東北新幹線は仙台―青森間、上越新幹線は越後湯沢―新潟間、北陸新幹線は長野―金沢間で、それぞれ折り返し運転をしている。【山田奈緒】