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ヘリで貨物船に降り立つ戦闘員…フーシ派が「乗っ取り」時の動画公開


 イエメンのイスラム教シーア派武装組織フーシ派は20日、日本郵船が運航する貨物船「ギャラクシー・リーダー」を乗っ取る様子を撮影したものだとする動画を通信アプリ「テレグラム」で公開した。「パレスチナ人の勇気ある抵抗を支持するイエメン国民の求めに応じ、紅海で軍事作戦を展開し、イスラエルの船を拿捕(だほ)した」としている。

 公開した動画は3分48秒。貨物船の甲板に降りたったヘリコプターから、覆面姿で武装した戦闘員が次々と現れる場面や、操舵室(そうだしつ)で銃を突きつけられた乗組員が両手を挙げる姿が映っている。船体には「ギャラクシー・リーダー」と書かれた英字が読み取れるほか、船内で戦闘員が「アメリカに死を、イスラエルに死を」と叫ぶ様子も撮影されていた。複数の小型ボートで船が誘導されているような場面もあった。制圧後とみられる空撮では、船上にパレスチナの旗とイエメンの国旗が掲げられている。

 英海運情報メディアなどによると、「ギャラクシー・リーダー」の実質的な所有者は、イスラエル人の実業家。日本郵船がチャーターして自動車を運搬していた。19日にトルコからインドに向かって紅海南部を航行中にフーシ派に乗っ取られた。ウクライナやブルガリアなど多国籍の25人の乗組員が乗船していたとされる。日本人は乗っていなかった。

 フーシ派はパレスチナ自治区ガザ地区でイスラエル軍と戦闘を続けるイスラム組織ハマスと同様、イランの支援を受けている。ガザ地区で戦闘が始まってからは、イスラエルを標的にミサイル攻撃などを繰り返していた。19日に声明で、イスラエルが関連する船舶は「正当な標的になる」と表明し、貨物船の乗っ取りを認めた。【カイロ金子淳】

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