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弁護士のケネディ氏、米大統領選に無所属で出馬へ 元大統領のおい


 2024年11月の米大統領選の民主党候補指名を目指していた弁護士のロバート・ケネディ・ジュニア氏(69)が9日、東部ペンシルベニア州フィラデルフィアで演説し、無所属に切り替えて大統領選に出馬する方針を明らかにした。ケネディ氏は18世紀の独立宣言採択の地で「我々は2大政党からの独立、そして憎しみや怒り、腐敗にまみれた不正な制度からの独立を宣言する」と訴え、民主、共和両党の垣根を越えた支持を追求する考えを示した。

 ケネディ氏は、民主党のジョン・F・ケネディ元大統領(故人)のおい。同氏の弟、ロバート・ケネディ元司法長官(同)の息子として知られる。米国憲法センターの敷地で数百人の支持者を前に演説し、「おじや父の政党から離れるのは非常に痛ましいことだ。だが、私の犠牲は、独立宣言を起草した国父たちがとったリスクに比べれば何でもない」と強調。英国からの独立戦争を戦った建国期の指導者を引き合いに出して「党派への忠誠からは解放され、良心に従って奉仕する」と述べた。

 民主党では再選を目指すジョー・バイデン大統領(80)が世論調査でリードしているが、ケネディ氏も十数%の支持を得ている。民主党全国委員会がバイデン氏の再選を後押しし、ケネディ氏らライバル候補との討論会を開かないことに、ケネディ陣営は「非民主的だ」と不満を募らせていた。

 一方、ケネディ氏は新型コロナウイルスの感染拡大期にワクチン懐疑論を主張し、ワクチン接種に消極的だった保守層の間で知名度を上げた。2大政党制が定着した米国で無所属候補が当選するのはハードルが高いが、2大政党の本命候補であるバイデン氏とドナルド・トランプ前大統領(77)の双方から一定の票を奪うことが予想され、両陣営は動向を警戒している。【フィラデルフィア秋山信一】

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