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赤く染まる長崎駅 観光客でにぎわう 西九州新幹線開業1周年


「Tシャツきっぷ」あふれる駅

 九州新幹線長崎ルート(西九州新幹線)の開業から1年を迎えた23日、長崎市のJR長崎駅は西九州新幹線が1日乗り放題になる赤い「Tシャツきっぷ」を着用した人や、観光客らでにぎわった。

 早朝からTシャツきっぷを着て駅を訪れた同市の会社員、森正春さん(67)と妻タミ子さん(64)は「途中下車して各駅の1周年イベントに参加したい」と話し、「いっぱい楽しむために」と午前6時17分発の始発に乗り込んだ。

 両親と訪れた長崎東高3年の東嶋華子さん(17)は「開業時は新鮮だったが、今は毎日見かけるので慣れてきた。前にも一度乗ったことがあるが、福岡まで早く着いて驚いた」。長崎市の銀行勤務、野田勝丈(まさとも)さん(55)は「出張で月に一度利用しているが、便利になった」と話し、長男で城山小4年の倖多(こうた)さん(9)は「各駅で降りる予定。嬉野温泉が楽しみ」と笑顔を見せた。

 親戚3人と訪れた時津町の会社員、川崎涼子さん(62)は「開業前に参加を予定していた試乗会が台風で中止になり、今日はリベンジ。一度乗ったことがあるが、上着を脱ぐ間もないくらいすぐに武雄温泉駅に着いた」と語った。【松本美緒】

「地域の元気、一助に」

JR九州・社員「櫻燕隊」華やかに演舞

 JR長崎駅や隣接する出島メッセ長崎では23日、開業1周年記念イベント「ながさきかもめフェス」が始まった。家族連れや観光客がステージイベントや特産品、グルメを楽しんだ。24日まで。入場無料。

 出島メッセ長崎のステージでは、JR九州社員のよさこいグループ「櫻燕隊(おうえんたい)」の30人がオリジナル曲「勇櫻舞進(ゆうおうまいしん)」を響かせ、華やかな演舞を披露。総務部勤務の久田大貴副隊長(35)は「この日のために練習を積み、特別な思いで踊らせてもらった。新幹線が地域の元気の一助となればうれしい」と息を弾ませた。

 また、長崎市出身で県広報大使の俳優、長濱ねるさん(25)がトークショーに出演。長濱さんは、平戸市特産のヒラメや波佐見焼などの魅力に触れ、「長崎はよかとこがいっぱいあるけん、たくさん楽しんでいかんばよー」と長崎弁で呼び掛けた。

 新幹線1日乗り放題の「Tシャツきっぷ」を着て沿線を巡った諫早市の自営業、大坪弘武さん(60)は「今日は武雄温泉で朝風呂に入り、地酒もいただいた。沿線には温泉と酒蔵、珍味などポテンシャルの高い観光資源がある。早く全線フル規格で延伸してほしい」と期待を語った。【松尾雅也、川島一起】

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