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夏休みの宿題、3人に1人が「生成AI活用」 「はかどった」は85%


 夏休みの読書感想文や算数のドリルを人工知能(AI)に手伝ってもらう――。そんな時代が到来しつつあるようだ。

 マーケティング支援会社のナイル(東京)は5日、学生の3人に1人が夏季休暇中の宿題に「チャットGPT」などの生成AIを活用していたとのアンケート結果を発表した。生成AIの認知度が高まり、学生の間でも活用が広がっているようだ。

 同社の運営するスマートフォンアプリ「Appliv(アプリヴ)」を使って、生成AIの利用状況を調査した。期間は8月24~30日で、「夏休みの課題がある」とした10~20代の男女533人から回答を得た。

 夏休みの宿題に生成AIを「活用した」との回答は34・1%だった。活用した宿題の内容は「論文やリポートの執筆(103人)」が最も多く、「数学の問題を解くこと(65人)」「読書感想文の作成(48人)」が続いた。他にも外国語の翻訳や、画像作成などの芸術課題にも活用していた。

 生成AIを使うことで宿題が「はかどった」と感じた人は85・7%で、学生のほとんどが利便性を感じている実態が浮かび上がった。役立ったと感じる理由については「情報収集を効率的に進められた(94人)」が最多だったが、「数学の問題を早く解けた(45人)」や「外国語の宿題が容易になった(39人)」など、全面的に生成AIに頼って宿題をこなしている可能性がある回答もあった。

 文部科学省は7月、小中高校での生成AIの活用法や留意点をまとめたガイドラインを公表。AIを使った成果物をそのまま提出することは望ましくなく、文章の質や正確性を高めるために活用するように求めている。

 今回の調査では学校や親から活用を「制限されなかった」との回答は67・4%だった。同社は「効率的な学習や創造的な表現が促進されることを期待しているのだろう」と分析している。【遠藤修平】

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