林外相、「受け入れられない」 貝殻島にロシア国旗のような旗

　林芳正外相は1日の記者会見で、北方領土・歯舞群島の貝殻島灯台にロシア国旗のような旗が掲げられたことについて、8月2、25の両日、「日本として受け入れられない」と外交ルートでロシア側に申し入れたと明らかにした。林氏は「政府としても今後とも注視し、適切に対応する」と述べた。

　同灯台は1937年に日本が設置。現在はロシアによる不法占拠のため日本で保守管理ができていない。2014年から消灯していたが、今年8月に白色の閃光（せんこう）が確認されたほか、灯台胴部がペンキで白く塗られていたことが分かっている。【川口峻】