中古車販売大手ビッグモーターの店舗前の街路樹が枯れるなどしている問題で、神奈川県警は30日、平塚四之宮店(神奈川県平塚市)前で実況見分を行った。捜査関係者によると、県警は器物損壊容疑で被害届を受理した3店舗の前すべてで、実況見分を済ませた。
同店の前では22年11月、ユリノキ1本について立ち枯れの恐れがあるとして県が伐採。その後県が付近の土壌を調査したところ、除草剤の成分が検出され、ビッグモーターの本社も除草剤の散布を認めた。この日は店舗前の土をスコップなどで採取し、今後成分の分析などを行うという。
県などは平塚四之宮店のほか、藤沢店(藤沢市)と川崎店(川崎市)の店舗前で街路樹が枯れたり、伐採されたりしていたとして、県警に被害届を提出している。【牧野大輔】