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福岡・水巻の女性強盗殺人 妹が奪った金を知人親子側に渡したか


 福岡県水巻町の町営住宅で6月に住人の辻つぐみさん(当時52歳)が遺体で見つかり、妹ら3人が強盗殺人容疑で逮捕された事件で、妹の和美容疑者(51)が事件直後に辻さんの預金を引き出し、共に逮捕された知人の親子2人に大半を渡していたとみられることが捜査関係者への取材で判明した。県警は金品目的の計画的な事件で、金の流れから知人親子が事件を主導した疑いがあるとの見方を強めている。

 親子は、和美容疑者の知人で無職の岡村恵美(46)=北九州市小倉北区=と長女で無職、愛香(24)=同=の両容疑者。3人は共謀し6月2日午後、自宅にいた辻さんの首を圧迫するなどして窒息死させ、通帳や軽乗用車を奪ったとの疑いが持たれている。防犯カメラ映像などから、和美容疑者が殺害を実行し、親子2人は準備や車での送迎を担ったとみられる。捜査関係者によると、3人とも容疑を否認しているという。

 和美容疑者は事件直後、福岡県中間市の銀行で辻さん名義の預金口座にあったほぼ全額の現金73万8000円を引き出したとして、詐欺容疑などで逮捕、起訴された。だが、北九州市内で6月11日に身柄を確保された際の所持金は約1000円で、直前まで野宿のような生活をしていたことが捜査関係者への取材で明らかになった。

 一方、親子2人は事件直後、数十万円の買い物をしていたことが判明。県警は、和美容疑者によって引き出された預金の大半が親子側に流れたとみている。和美容疑者は恵美容疑者について、10年以上前に仕事を通じて知り合い友人関係にあったと説明しているが、県警は3人の立場や関係性を調べる。

 県警は19日、3人を強盗殺人容疑で福岡地検小倉支部へ送検した。【佐藤緑平、成松秋穂】

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