ビッグモーター古賀店前の土壌、市が調査 除草剤の有無など 福岡

　中古車販売大手「ビッグモーター」店舗前の街路樹が不自然に枯れるなどしている問題で、福岡県古賀市は8日、同社古賀店（同市舞の里3）前街路樹の土壌調査を始めた。除草剤が使われたかどうか調べ、約1カ月後に結果が判明する見込み。

　市が管理する同店南側と北側道路沿いには元々ホルトノキとケヤキ計11本があったが、うち7本は切り株だけになったり枯れた幹だけが残っていたりしている。7本のうち3本は市が住民の要望などで切ったが、残り4本の切り株などは原因が分かっていない。この日は作業員が切り株や枯れた幹などの7本を含む12カ所の土壌を採取した。

　古賀店は7日の市の聞き取りに対し、応対した従業員が「工場長らが代わっているので分からない点もあるが、除草剤を使ったり木を切ったりはしていない。調査には協力する」と答えたという。

　男性市議によると、同店前の国道沿いの街路樹に従業員が除草剤をまいたり、根元にバーナーを当てたりするのを見たという住民からの情報が寄せられているという。【早田利信】