全国の消費生活センターに中古車販売大手ビッグモーターについて寄せられた相談の件数が10年間で5倍超に増加している。国民生活センターが取材に答えた。相談内容の内訳は明らかにしていないが、中古車売買を巡るトラブルの相談が多い傾向にあるという。
国民生活センターによると、2013年度は260件、14年度は313件の相談があり、年々増加している。19年度は1048件と初めて1000件台になった。22年度は1491件で、10年前に比べて5・7倍に増えている。中古車売買を巡っては、店側の説明不足、契約の解約や返金に関するトラブルの相談があるという。他に車の修理についての相談などもある。
同社は近年店舗数を増やしており、ホームページによると全国で260店舗以上を展開している。国民生活センターはビッグモーター以外も含めた中古車売買に関する相談は22年度に7194件あったとしている。【島袋太輔】