ビッグモーター西尾店、除草剤の使用認める 街路樹が枯死 愛知

　中古車販売大手「ビッグモーター」の店舗前で街路樹が不自然に枯れた問題で、愛知県は1日、西尾店（西尾市）が県の調査に除草剤の使用を認めたことを明らかにした。

　県によると、7月31日に店長に聞きとり調査を実施。2019年に自らが着任した後は除草剤を使用していないが「以前に在籍した従業員が除草剤をまいていた」などと説明した。時期や回数、頻度などは不明という。

　西尾店の前ではタブノキ1本が枯れ、19～20年度に県が伐採した。サザンカも枯れ、18～22年度に一部撤去していた。県は採取した店舗前の土に、除草剤の成分が含まれていないかなどを調べる。

　一方、名古屋名東店（名東区）前の街路樹3本が枯れた問題で、名古屋市名東土木事務所は1日、20年9月に被害届を提出していたことを明らかにした。県警は器物損壊容疑で捜査したが、既に時効を迎えている。【酒井志帆、川瀬慎一朗】