ビッグモーターの街路樹問題、国交相が損害賠償請求に改めて言及

　中古車販売大手ビッグモーターの店舗前の街路樹が不自然に枯れていた問題について、斉藤鉄夫国土交通相は1日、閣議後の記者会見で「枯死が確認された箇所について原因を調査し、除草剤などが確認された場合には被害届を提出する。実行者が特定されれば、損害賠償を請求する予定だ」と述べた。

　国交省は店舗前の街路樹の枯死を確認した国道沿いの10店舗について調査を進めており、改めて警察への被害届の提出や損害賠償請求について言及した。

　ビッグモーターは7月28日、ホームページ上で「複数の店舗で過去に清掃活動で使用した除草剤などの影響で枯れた可能性が高い」と関与を認めて謝罪。土壌の入れ替えや植樹などをして原状回復する意向を示している。【内橋寿明】