海自3曹、同僚にセクハラ行為し懲戒免職 太ももや胸を触る

　海上自衛隊第24航空隊（徳島県小松島市）は14日、同僚へのセクハラ行為があったとして、隊所属の30代男性3曹を懲戒免職処分にしたと発表した。

　航空隊によると、3曹は2022年2月5、22の両日、当時所属していた別の部隊で同僚隊員の太ももや胸を触ったり、性行為を想起させる発言を大声で繰り返したりした。被害を知った別の隊員から上司に報告があり、調査していた。航空隊は、被害者が特定される恐れがあるとして被害者の階級や性別などは公表していない。3曹は「深く反省している」などと事実関係を認めているという。

　自衛隊では、陸自の元1等陸士、五ノ井里奈さんが自身の性被害を告発したのを機に、22年に全自衛隊組織を対象にハラスメントに関する特別防衛観察が実施された。【植松晃一】