神戸6歳死亡 母親らきょうだい4人を死体遺棄容疑で再逮捕

　神戸市西区の草むらでスーツケースに入れられた保育園児の穂坂修（なお）ちゃん（6）の遺体が見つかった事件で、兵庫県警はは13日、祖母（57）への監禁と傷害の疑いで逮捕していた母親（34）ら4人について、死体遺棄容疑で再逮捕した。修ちゃんの死因は打撲に伴う外傷性ショックで、背中全体に皮下出血が広がっていた。県警は修ちゃんへの虐待が常態化していた疑いもあるとみており、死亡との関連を継続して捜査する方針だ。

　4人はいずれも祖母の実子で、長女にあたる修ちゃんの母親の沙喜▽次男の大地（32）▽次女の朝美（ともみ）（30）▽三女の朝華（あさか）（30）の各容疑者＝いずれも無職。13日が監禁事件の勾留期限だった。

　捜査関係者によると、沙喜容疑者らは6月19日ごろ、自宅の集合住宅付近の草むらで修ちゃんの遺体を遺棄した疑いが持たれている。沙喜容疑者は「きょうだい4人でスーツケースに遺体を入れて運んだ」と説明したことが明らかになっていた。【中田敦子、澤俊太郎】