年々高騰するウナギのかば焼きの代わりに、見た目も食感もそっくりの「謎うなぎ」はいかが――。日清食品は18日、動物由来原料を一切使用せず、ウナギのかば焼きの味や見た目を再現した「プラントベースうなぎ 謎うなぎ」を発売する。定番の即席麺「カップヌードル」で培った最新フードテクノロジーを駆使することで、本物のウナギのかば焼きと変わらない食感や風味を実現したという。
日清食品はこれまでカップヌードルに使う大豆ベースの具材を「謎肉」シリーズとして販売したことがある。謎肉以外で食品を再現するのは初めてという。
謎うなぎは、大豆たんぱくなどを原料に使用。生地を「白身層」「中間層」「皮層」の3層に分けることで、ウナギのかば焼きのふわっとした食感や、身と皮の間にある脂身のとろっとした質感を再現した。本物のウナギのかば焼きから取った専用の金型に生地を詰めて蒸した後、たれを塗り、あぶって焼き目を付けることで見た目もリアルな商品となった。
同社グループのオンラインストアで、18日正午から1000セット限定で販売する。謎うなぎ1匹と、たれとさんしょうのパックが二つ入り、価格は1500円（税抜き）。購入は1人1回限りで2セットまで。同社は「今年の土用の丑（うし）は謎うなぎの『うな重』を楽しんでほしい」と呼び掛けている。【袴田貴行】
