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北海道着のJAL便「ヒグマに注意」 相次ぐ目撃で機内アナウンス


 ヒグマによる死傷事故や相次ぐ目撃情報を受け、北海道内の空港6カ所に着陸する日本航空便で1日から、人身事故防止を目的とした機内アナウンスが始まった。昨夏に帯広空港到着便で始まり、今年から道内全域に拡大した。夏の旅行シーズンに合わせて8月31日まで実施する。

 道ヒグマ対策室によると、新千歳、帯広、旭川、釧路、函館、女満別の各空港の到着便で、着陸後に「ヒグマなどの野生動物との共存のため、ゴミを持ち帰るなどルールを守り雄大な自然をお楽しみください」と呼び掛ける。女満別空港の到着便(羽田、伊丹発)では、知床が世界有数のヒグマの生息地であることを紹介。遭遇時に車を降りて近付いたり、食べ物を与えたりしないよう注意喚起する。帯広空港の到着便(羽田、中部国際発)でも野山での単独行動を控えるよう促す。

 機内アナウンスは昨夏、道十勝総合振興局の提案に日本航空が協力する形で始まり、乗客からは「北海道らしさを感じた」という声が寄せられたという。今年は5月に幌加内町の朱鞠内湖で釣り人が襲われて死亡したほか、道警に寄せられた目撃情報が5月末時点で723件(前年同期499件)と過去5年で最多となっていることから、道内全域で機内アナウンスを取り入れることになった。【石川勝義、谷口拓未】

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