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自衛官候補生、順番待ちの間に無断で弾倉装塡か 陸自発砲


 岐阜市の陸上自衛隊射撃場で隊員3人が死傷した事件で、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された自衛官候補生の男性(18)が射撃の順番待ちの間に無断で弾倉を銃に装塡(そうてん)して発砲したとみられることが防衛省関係者への取材で判明した。候補生は最初に撃った3等陸曹を「殺すつもりはなかった」と供述しており、岐阜県警と陸自警務隊は3曹が危険な行動に気づいて止めに入り、巻き込まれたとみて調べている。

 防衛省関係者によると、射撃訓練では安全管理のため、指導役の隊員の指示に従って行動する。通常は射撃位置に入る前の待機場所で弾と弾倉を受け取り、弾を弾倉に詰める。順番を待つ間は小銃と弾倉を別々にしておき、号令に従って射撃位置に移動した後に弾倉を小銃に装塡する。

 しかし、候補生は射撃位置の後ろで並んで待っている間に、無断で小銃に装塡し、近くにいた八代航佑3曹(25)に向けて発砲したという。八代3曹は脇腹を撃たれて死亡した。射撃位置に入る際には、直接指導・監督する射撃係がそれぞれの候補生の横につき、射撃位置での安全を点検する安全係も近くに置かれる。

 候補生はその前に隙(すき)を突いて発砲した可能性もあり、事件当日、どのような配置で訓練が実施されたか、警務隊などが確認している。

【遠藤龍、塚本紘平】

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