讃岐うどん専門店「丸亀製麺」は23日、持ち帰り用の商品にカエルが混入する事案があったと発表した。生野菜を使用する一部商品について、25日まで販売を停止する。SNS（ネット交流サービス）上で縦型のカップの底にカエルが入っている様子が投稿され、話題になっていた。同社を運営するトリドールホールディングスは取材に「商品を提供してしまったお客様には誠に申し訳ない。多大なるご心配とご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げる」と回答した。
同社によると「丸亀製麺 諫早店」（長崎県諫早市）で21日、持ち帰り用の「ピリ辛担々サラダうどん」にカエルが混入していた。利用者からの申し出を受けて商品を回収、保健所に報告した。生野菜を扱う取引先の全工場に立ち入り検査を実施して検品体制を強化するとしている。
同社が混入を公表する前に、利用者とみられる人物がツイッターで、持ち帰り用の容器にカエルが入っている画像と動画を投稿。「振った後に食べて最後の方まで気づかなかった」とつぶやき、注意を呼びかけていた。
同社は16日、持ち帰り専用の新商品「丸亀シェイクうどん」を販売開始。3日間で約21万食が売れ、大ヒットしている。ドリンクのプラカップのような容器を振るだけで、どこでも味わえる手軽さが人気を集めている。カエルが混入したのも、この商品の一つだった。同社は生野菜を使用した「ピリ辛担々サラダうどん」と「ごまだれサラダうどん」の2種類の販売を休止した。【遠藤修平】
