ジャニーズ事務所「性被害」に謝罪 藤島社長「深く深くおわび」

　ジャニーズ事務所に所属していた男性がジャニー喜多川前社長（2019年死去）に性被害を受けたという告発を巡り、同事務所の藤島ジュリー景子社長は14日夜、被害者などに謝罪する動画を公式サイトに掲載した。「何よりもまず、被害を訴えられている方々へ深く深くおわび申し上げます」と頭を下げた。さらに、これまでのメディアなどからの質問に文書で回答した。

　動画では藤島社長が被害者に謝罪した後、「関係者の方々、ファンの皆様に大きな失望と不安を与えてしまいましたことを、重ねておわび申し上げます」と述べた。

　また、匿名相談窓口の設置や、未成年者への保護者同伴の説明会の実施、コンプライアンス教育の実施などに取り組むとしたが、第三者委員会は「ヒアリングを望まない方々も対象になる可能性が大きい」などとして設置しない考えを示した。自身の責任については「辞職する選択肢も考えたが、この問題から逃げないで被害を訴えてこられた方と向き合い、二度と同様の問題が起こらぬよう経営改革や意識改革をやり抜くこと」とした。