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名人戦第3局は雁木模様 「藤井王将が渡辺名人の作戦に乗らず」


 渡辺明名人(39)に藤井聡太王将(20)が挑戦し、藤井王将の2連勝で迎えた第81期名人戦七番勝負の第3局(毎日新聞社、朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛、大阪府高槻市など地元主催)が13日、高槻市の高槻城公園芸術文化劇場で始まった。藤井王将が名人奪取に一気に王手をかけるか、渡辺名人が1勝を返すか、シリーズの行方を占う大きな一番だ。

 普段はダンスの練習などに使うスタジオに畳を運び入れ、対局室が設営された。将棋盤と駒台は高槻市の提供。浜田剛史市長らが見守る中、定刻の午前9時、立会の久保利明九段が開始を告げた。先手番の渡辺名人は気息を整え、2六歩と初手を指した。

 8手目、藤井王将が3四歩と突いて両者の角がにらみ合う。渡辺名人は角道を止めず、ノータイムで8八銀と上がり、今シリーズ初の角換わり戦に進むかとみられたが、藤井王将は2分の少考で4四歩と角道を止め、その後、雁木(がんぎ)模様に駒組みを進めた。

 対局開始を見届けた脇謙二九段は「藤井王将が(角換わり戦を目指した)渡辺名人の作戦に乗らなかった。拒否するのは珍しい」と驚いたように話した。【新土居仁昌、丸山進】

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