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藤井聡太王将、8冠目指し王座戦初戦突破 年内達成へ挑戦権狙う


 将棋の名人戦七番勝負で渡辺明名人(39)に挑戦中の藤井聡太王将(20)が10日、東京・将棋会館で第71期王座戦(日本経済新聞社主催)の挑戦者決定トーナメントの対局に臨み、中川大輔八段(54)に87手で勝って初戦を突破し、ベスト8に進んだ。藤井王将は八つのタイトルのうち六つを保持し、王座戦で次戦から3連勝して永瀬拓矢王座(30)の挑戦者になれば年内8冠達成の可能性がある。

 王座戦挑戦者決定トーナメントはシード棋士を加えた16人が参加する。王座戦は、以前は1分未満に指せば残り時間が減らない方式だったが、4年前から秒単位で時間が消費される「チェスクロック方式」となり、スピード化が図られている。王座戦では2期連続で初戦敗退している藤井王将は8日、「終盤に時間が逼迫(ひっぱく)するケースが多かったので、時間配分に気を付けたい」と語っていた。10日の初戦は、1時間以上持ち時間を残しての勝利だった。

 終局後、藤井王将は「王座戦では(2018年の)初参加の時にベスト4だったが、その後は結果が出せていないので、少しでも上にいけるように頑張りたい」と挑戦権獲得に意欲を見せた。敗れた中川八段は「力及ばずだったが、8冠阻止に向けて少しでも頑張りたい気持ちではあった」と悔しさをにじませた。

 藤井王将は名人戦七番勝負第1、2局と連勝し、13日から大阪府高槻市で第3局が控えている。菅井竜也八段(31)の挑戦を受けた叡王戦五番勝負で2勝1敗で3連覇に王手をかけ、6月5日からは佐々木大地七段(27)との棋聖戦五番勝負もスタートする。8冠達成にはこれら全てのタイトル戦を制したうえで、王座位を奪取する必要がある。【丸山進】

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