starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

ロシア「戦勝記念日」の祝意、今年はウクライナに言及なし 国民も無視


 旧ソ連の対独戦勝記念日(5月9日)を迎えるに当たり、ロシアのプーチン大統領は旧ソ連諸国の指導者や国民向けに祝意の親書を送った。露大統領府の8日の発表によると、送り先はアゼルバイジャンやベラルーシなどソ連末期に独立した諸国のほか、ジョージア(グルジア)領の一部で、ロシアが一方的に独立を認めた地域の指導者たち。ウクライナに対しては2022年には「国民向け」の祝意を表していたが、今年は言及すらなかった。

 プーチン政権はウクライナのゼレンスキー政権を「テロ集団」などと呼び、政権として認めていない。このため、22年5月は指導者向けではなく、国民向けのみの祝意を表明していた。だが、今年は国民すら無視した。同年2月の軍事侵攻開始から1年以上が経過したが、ウクライナ国民の激しい抵抗を受け、屈服させられていないことが影響しているとみられる。

 一方、ジョージアは22年と同様、国民向けの祝意のみ。モルドバは22年には指導者にも祝意を表明していたが、今年は国民向けのみだった。ジョージア、モルドバの両政権をプーチン氏が敵視する姿勢がうかがえる。

 22年5月の親書の送り先には、ウクライナ東部でロシアが一方的に独立を認めた「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」にも含まれていた。いずれもロシアが9月に一方的に併合を宣言しており、今年は言及がなかった。【杉尾直哉】

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.