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ロシア兵の死傷者、22年12月以降に急増 ウクライナ侵攻で米分析


 米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は1日の記者会見で、情報機関の分析として、ウクライナに侵攻するロシア側の兵士・戦闘員の昨年12月以降の死者数が2万人以上、負傷者数が8万人以上にのぼるとの見方を示した。ロシアはウクライナ東部ドネツク州バフムトの攻略を目指しており、ここ数カ月で死傷者数が加速度的に増加しているとみられる。

 カービー氏は、ウクライナ側の死傷者数は明らかにしなかった。ロシア側の死傷者の多くは、民間軍事会社「ワグネル」の戦闘員という。刑務所からリクルートされた受刑者らが、十分な戦闘訓練や指導もないままバフムトなどに投入されているとした。

 カービー氏は「バフムトの戦略的な価値は低く、仮にロシアが占領しても戦況を有利にすることはできない」と指摘。ウクライナの防衛は強固だと強調し、「ロシアはわずかな利益の獲得のために膨大な犠牲を払っている。驚くべき死傷者数だ」と述べた。

 ウクライナ侵攻でのロシア側の兵士・戦闘員の死傷者数を巡っては、米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長が昨年11月、侵攻開始の同2月から10万人を上回るとの見方を示していた。その後数カ月の戦闘で、この推計に匹敵する人数が死傷したことになる。ミリー氏は当時、ウクライナ軍も同程度の数の死傷者が出ているとも述べていた。【ワシントン鈴木一生】

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