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陸自ヘリ不明 海底で発見の「人影」確認へ 潜水再開へ準備


 沖縄県の宮古島周辺で陸上自衛隊員10人が乗ったヘリコプターが消息を絶った事故で、自衛隊は15日、深い海の高い水圧にも耐えられる特殊技術「飽和潜水」による作業再開に向け、準備を進めた。機体の主要部分とみられる物体は、水深約100メートルの海底に沈んでいる。近くには隊員とみられる人影が複数あるといい、ダイバーが捜索して詳しい状況を確認する。

 防衛省関係者によると、海上自衛隊の潜水艦救難艦「ちはや」のダイバーが飽和潜水での作業を担当する。14日はダイバーが乗り込んだ水中カプセルが海中に投入されたが、機材不良による中断で海底での調査は実施されなかった。

 飽和潜水を担うダイバーは高い水圧に耐えられるように、気圧を調整できる小部屋に入り、ヘリウムなどの混合ガスを体に取り込んで加圧する。潜る深さと同程度の水圧に体を慣らし、カプセルに入って海中へ移動。海底での作業を終えたら再び部屋に入り、地上の気圧に体を適応させる。

 機体主要部とみられる物体が見つかったのは、伊良部島(沖縄県宮古島市)の北方海域で、機影がレーダーから消えた地点の北方向に4キロほど離れた海底。付近の海域ではドアの一部や脚の部品などが見つかった一方、フライトレコーダー(飛行記録装置)やエンジンは見つかっていない。

 今回の事故は6日に発生した。陸自第8師団第8飛行隊所属の多用途ヘリ「UH60JA」が午後3時46分、航空自衛隊宮古島分屯基地を離陸。予定されていたルートを飛行中、宮古島西方の伊良部島の北の洋上でレーダーから機影が消えた。陸自の階級で最高位である陸将の坂本雄一師団長(55)ら10人が乗っていた。【内橋寿明、加藤佑輔】

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