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陸自ヘリ不明 海中の捜索、サンゴ礁多く複雑な海底地形で難航


 沖縄県の宮古島付近で陸上自衛隊のヘリコプターが消息を絶った事故で、自衛隊と海上保安庁は事故発生から5日が経過した11日も、艦船や航空機による捜索を続けた。しかし、11日夕までに、坂本雄一・第8師団長(55)ら乗員10人の安否に関する情報は入っていない。

 11日の捜索には航空機6機のほか、潜水艦救難艦「ちはや」や掃海艇「ししじま」など海上自衛隊の艦艇3隻、海保の巡視船2隻や地元の漁船が参加した。島の沿岸部では隊員約290人が手がかりを探した。

 海上保安庁によると、レーダーからヘリの機影が消えた伊良部島北方の海域は、水深が90~100メートル程度ある。島から離れると、深さが数百メートルに及ぶところもあるという。機体の一部は海底に沈んだ可能性があり、「ちはや」と「ししじま」は周辺を航行しながら、海底の物体を音波で探知できるソナーで調べている。

 海自トップの酒井良・海上幕僚長は11日の定例記者会見で、サンゴ礁が多く海底の地形が複雑なため、捜索が難航していると説明した。ソナーで探知したものが機体の一部など事故に関連した物体なのか、サンゴ礁なのか区別がつかないケースがあるという。酒井氏は「探知したものを全て水中カメラで確認しており、時間がかかっている」と述べた。【内橋寿明、木下翔太郎】

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