ガーシー氏聴取、今も実施されず 脅迫容疑などで捜査の警視庁

　海外に滞在しているNHK党のガーシー（東谷義和）参院議員（51）は7日午後4時半過ぎ、インスタグラムのライブ配信で「（8日には）帰国しない」と明らかにした。理由については「時期尚早だと思った」などと説明した。

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　ガーシー氏をめぐっては、著名人や経営者に対して動画投稿サイトで脅迫や名誉毀損（きそん）などをした疑いがあるとして、警視庁が捜査を続けている。今回、ガーシー氏が帰国すれば、任意で事情聴取を進める予定だった。

　警視庁は著名人らからの告訴を受理し、2022年12月に弁護士を通じてガーシー氏に事情聴取に応じるよう要請した。当初は聴取に応じる意向を示したものの、ガーシー氏はその後も海外での滞在を続けており、聴取は現在まで実施されていない。

　警視庁は今年1月、暴力行為等処罰法違反（常習的脅迫）や名誉毀損容疑でガーシー氏の動画収益を管理する東京都新宿区の合同会社代表宅などを家宅捜索している。【林田奈々、遠藤龍】