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「ランナー戻ってこない」マラソン大会に黄信号 コロナで中止相次ぎ


 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い一昨年や昨年に中止・延期せざるを得なかったマラソン大会が、感染者が減っても参加者の確保が見込めない状況となっている。前橋市は15日、延期していたマラソン大会の打ち切りを発表。ほかの大会関係者も「一度離れた参加者がなかなか戻ってこない」と懸念している。

 打ち切りが決まったのは、2014年に始まった「前橋・渋川シティマラソン」。利根川沿いに両市をつなぐコースを楽しむマラソンで、コロナ禍前は各部門に計4000~5000人が参加していたが、20年に中止し、縮小して開催した21年は800人程度に激減した。22年4月の第9回大会を延期していたが、今回、中止と大会自体の終了を決めた。

 主催者は「ほかのマラソン大会が多数あって日程も重複している。参加者や感染対策を徹底するのに必要なスタッフの人員確保が困難だった」と説明している。開催を予定する別の大会の主催者は「感染を懸念して参加しないだけでなく、中止が続いたことで体力が落ちて戻ってこないランナーもいる」と話す。

 群馬県によると、県内には、秋恒例の最大のランニングイベント「ぐんまマラソン」など約40のマラソン大会がある。嬬恋高原キャベツマラソンや草津温泉熱湯マラソンなどの地域おこしを狙う大会も多いが、昨年は15大会が中止や見合わせとなった。【田所柳子】

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