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家族との確執赤裸々に=回顧録出版、関係修復困難か―英王子


 【ロンドン時事】チャールズ英国王の次男で、王室を離脱したヘンリー王子の回顧録が10日、英国をはじめ世界各地で同時出版される。事前の報道によると、父の国王や兄ウィリアム皇太子らとの確執に率直に言及。昨秋のエリザベス女王の死去を機に、王族に融和がもたらされるという期待も一時浮上したが、数々の「爆弾証言」で関係修復は一層困難になったとみられている。  回顧録の書名は「スペア」。国王の次男として、王位継承者の「予備(スペア)」と見なされてきた自身の立場を反映させた。先週スペインで誤って販売され、英メディアが内容を一斉に報じた。  それによると、ヘンリー王子は父や兄とのトラブルを含むエピソードを詳述。妻メーガン妃との結婚を巡って兄と言い争いになり暴力を振るわれたと明かしたほか、カミラ王妃と結婚しないよう国王に懇願したと告白した。  また、ナチスの制服で仮装パーティーに来た王子を見て兄夫婦が笑ったと暴露。自身の誕生時に国王が母の故ダイアナ元妃に「君は私に後継者と予備を与えた。任務をこなした」と述べたと伝え聞いたとも記した。  回顧録について王室からコメントは出ていない。「静観」することで事態の沈静化を図る構えとみられるが、王子は出版に向けて英米メディアのインタビューに出演。8日放映の英民放ITVの番組で「兄は(言い争いの際に)前後の見境もなく怒った」と述べるなど、家族に対し辛辣(しんらつ)な発言を続けている。  8日付タイムズ紙は、ウィリアム皇太子に近い友人のコメントを掲載。友人は皇太子を「応酬できず無防備な状態」だとし、「彼は家族と国のために口をつぐんでいる。表面上はうまく対応しているが、内面は(怒りと悲しみで)燃えている」と胸中を代弁した。 【時事通信社】 〔写真説明〕ヘンリー英王子=2022年9月、ドイツ西部デュッセルドルフ(AFP時事)
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