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死亡2日後に入院予定=勾留男性、岡崎署の対応遅れる―暴行陵虐容疑で捜索・愛知県警


 愛知県警岡崎署(同県岡崎市)の留置場で勾留中の男性(43)が死亡した問題で、同署が持病のあった男性について、死亡する2日後に入院させる予定だったことが17日、県警関係者への取材で分かった。男性の父親は2回にわたり入院を求めており、県警は対応に問題がなかったか調べている。  男性の死亡を巡っては、幹部を含む複数の岡崎署員が、身体を拘束された状態の男性に足で蹴るなどの暴行を加えた疑いがあり、県警は16日、特別公務員暴行陵虐容疑で同署を家宅捜索。男性が収容されていた保護室の撮影データや関係書類を押収するなどした。  県警関係者によると、男性には精神疾患と糖尿病の持病があった。署も把握していたが、糖尿病については医師の診察を受けさせず、薬も与えていなかったという。  署内では精神科への入院も検討されたが、関係機関との調整などに時間を要し、具体的に決まった入院予定日は死亡した2日後の今月6日だった。  男性は11月25日に公務執行妨害容疑で逮捕され、岡崎署に勾留された。大声を出して暴れるなどしたため28日に保護室に収容され、裸のままベルト手錠と捕縄で両手足を拘束された。今月4日未明に室内で動かなくなっている状態で見つかり、搬送先の病院で死亡。死因は腎不全だった。   男性を支援していた福祉関係者によると、男性の父親は11月30日に署に電話し、担当者に男性の具体的な病状などを伝え、入院させてほしいと要求。12月1日にも早期の入院を求めたという。  男性の身体拘束は延べ140時間以上に及び、飲食を拒んだため5日間ほど食事もしていなかった。署の対応は、適切な医療上の措置などを定めた刑事収容施設法に抵触する可能性があり、県警が詳しい経緯を調べている。(了)【時事通信社】
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