特産みかんで福祉支援＝愛知県蒲郡市〔地域〕

　愛知県の蒲郡市立蒲郡西部小学校５年の児童８人らは、自らが栽培した特産みかんの販売会を行った。売上金は、車いすの福祉体験学習の経験から福祉活動に役立てたいと考え、全額を社会福祉協議会へ寄付する。 　蒲郡市は全国有数のみかんの産地。同校は主な産地に位置しており、校内には「みかん園」がある。総合的な学習の一環として、毎年５年生は地元農家からアドバイスをもらいながら栽培と流通を学ぶ。今年度は校内にある８本の木を１人１本ずつ担当した。収穫量は合計で約６００キロに及び、例年以上の豊作だという。 　女子児童は「（みかんの木に）『何をしてほしい？』と毎朝話し掛けた。ちょうどよい味になった」と笑顔。星野佳子校長は「人の役に立つ喜びを通して、地域を愛する子に育ってほしい」と話した。　（了）【時事通信社】