新型コロナ感染拡大、店内飲食また停止＝「週末は自宅で」―北京市中心部

　【北京時事】北京市で新型コロナウイルスの感染が拡大し、市内最大の約３５０万人の人口を抱える朝陽区で、この週末の店内飲食が停止されたもようだ。複数の飲食店が当局から通知を受けたとして予約を取り消すなどしている。区は１８日の記者会見で、「この週末が流行抑制の重要な時期だ」と述べ、自宅で過ごすよう呼び掛けた。 　北京市は５月にも感染拡大を受け、市内全域で飲食店の店内利用を停止した。中国のＳＮＳ「微博」は、「またか」「いつになったら正常な日々が送れるのか」といった不満の声であふれている。 　区内のある飲食店は、１８日に店を訪れた当局者から「客を店内に入れてはならない」と口頭で指示を受けたと明らかにした。一方、「まだ通知を受け取っていない」という店もあった。 　区は１８日の会見で、１７日に約１５０人の新規感染者が確認されたと発表。「時折の『引きこもり』は、ウイルスの拡散を早期に遮断し、皆の生命と健康を守る」と理解を求めた。市全体では１７日、約４６０人の新規感染者が報告されている。　【時事通信社】