上院、民主・共和が接戦＝米中間選挙、開票作業続く

　【ワシントン時事】８日投票の米中間選挙は開票作業が１１日も続き、上院では与党・民主党と野党・共和党が大接戦となっている。一方、下院は共和党がリードし、過半数に迫っている。 　上院は全１００議席のうち３５議席が改選。ＣＮＮテレビによると、米東部時間１２日午前０時（日本時間同日午後１時）時点で、非改選を含む獲得議席が民主党、共和党ともに４９議席で並んだ。民主党は接戦となっていたアリゾナ州を新たに制した。 　上院で残るのはネバダ、ジョージア両州の２議席。ジョージアはいずれの候補も過半数を獲得できず、１２月６日の決選投票で決まる見通し。ネバダでは、トランプ前大統領が支援する共和党候補と民主党の現職が激しく競り合っている。民主党がネバダを押さえれば少なくとも５０議席となり、採決で同数となった場合に上院議長を兼ねるハリス副大統領が投じる票も加えると、上院の多数派を確保する。 　一方、下院は全４３５議席が改選。ＣＮＮによれば、共和党が２１１議席、民主党が２０３議席となっている。共和党は過半数まであと７議席だが、残りの議席の多くで両党候補が激しく競り合っている。　【時事通信社】 〔写真説明〕１１日、米アリゾナ州フェニックスで、郵便投票の開票作業に当たる選管スタッフ（ＡＦＰ時事）