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米、政治的暴力が頻発=敵意先鋭化、中間選挙まで1週間


 【ワシントン時事】米中間選挙(11月8日投票)まで残り1週間となる中、ペロシ下院議長の夫ポール氏(82)が自宅で襲撃された事件は、政治的暴力がはびこる米社会の姿を改めて浮き彫りにした。議員への脅迫事案はここ数年で急激に増加。昨年1月のトランプ前大統領支持者らによる連邦議会襲撃事件が象徴するように、対立する政治勢力への敵意が先鋭化している。  ポール氏は28日未明、自宅に押し入ったデパピ容疑者(42)ともみ合いになった末、ハンマーで殴られ頭蓋骨骨折などの重傷を負った。米メディアによると、容疑者は「ナンシー(ペロシ議長)はどこだ」と叫び、拘束具を所持していたという。当時ペロシ氏は不在で、自宅に警護官はいなかったもようだ。  容疑者はインターネット上で、2020年大統領選を「不正」とするトランプ氏の虚偽の主張を信じたような投稿や、反ユダヤ主義など極右思想の書き込みをしていた。  中間選挙の候補者が標的となった事件は今回が初めてではない。ニューヨーク州知事選に出馬している共和党のゼルディン候補が演説中に刃物を持った男に襲われたほか、民主党のジャヤパル下院議員は銃を所持した男に自宅で脅迫を受けた。ワシントン・ポスト紙によると、昨年1年間に議会警察が把握した議員への脅迫事案は約9600件。17年の約4000件の2倍以上に増えた。  議会警察や連邦捜査局(FBI)、国土安全保障省などは28日、連名で緊急通知を発出。20年大統領選を「不正」とする誤った認識が「国内の暴力的過激主義の先鋭化に寄与している」と指摘し、投開票日が近づく中で、候補者への暴力に警戒を強めている。 【時事通信社】 〔写真説明〕ペロシ米下院議長の自宅=28日、カリフォルニア州サンフランシスコ(EPA時事)
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