ガス漏れ、一部停止もまだ継続＝ロシアのパイプライン―スウェーデン

　【ベルリン時事】ＡＦＰ通信によると、スウェーデンの沿岸警備隊は３日、バルト海経由でロシアからドイツに天然ガスを運ぶパイプライン「ノルドストリーム１」からのガス漏れは、海面では確認できなくなったことを明らかにした。 　一方で３日朝（日本時間同日午後）に上空から観測したところ、「ノルドストリーム２」からは直径３０メートルほどのガス漏れが依然として確認でき、規模もわずかに拡大したという。 　デンマーク当局は１日に「２」の、２日に「１」の圧力がそれぞれ安定し、ガス漏れが停止したもようだとしていた。運営会社からの連絡を受けたという。 　ノルドストリームをめぐっては、スウェーデンとデンマークの排他的経済水域（ＥＥＺ）内で、「１」と「２」で２カ所ずつのガス漏れが発生。欧州や米国は破壊工作によるものとの疑いを強めているが、ロシアは関与を強く否定している。　【時事通信社】