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森氏を紹介、便宜の一環か=元理事、AOKI前会長に―五輪汚職


 東京五輪・パラリンピックをめぐる汚職事件で、大会組織委員会元理事の高橋治之容疑者(78)=受託収賄容疑で逮捕=がスポンサー選定過程で、AOKIホールディングス前会長の青木拡憲容疑者(83)=贈賄容疑で逮捕=を組織委会長だった森喜朗元首相に紹介していたことが25日、関係者への取材で分かった。  高橋容疑者はAOKI側からスポンサー契約などで有利な取り計らいを依頼された疑いが持たれており、東京地検特捜部は森氏の紹介に関しても便宜供与の一環だった可能性があるとみて詳しい経緯を調べている。  関係者によると、高橋容疑者は2017年1月、青木容疑者に大会スポンサーのオフィシャルサポーター引き受けを打診。青木容疑者は五輪の招致段階から資金拠出するなど協力し、五輪事業にも意欲を示して快諾したとされ、同年6月には高橋容疑者から「スポンサーに内定した」と伝えられていた。  正式なスポンサー契約締結は18年10月だが、高橋容疑者はこれ以前に森氏との面会の場を設け、青木容疑者を紹介したという。スポンサーに関する話題も交わされたとみられ、高橋容疑者は森氏のお墨付きを得る形で、専任代理店の電通や組織委マーケティング局にAOKIを後押しした疑いがあるという。  高橋容疑者は特捜部の調べに対し、「青木前会長を森氏に紹介し、その後も3者で数回会ったことはある」と説明。一方で、「森氏に『AOKIをよろしく』などと具体的なことは何も言っていない」とも話しているという。   森氏は大会の招致段階から関わり、14年1月の組織委発足時から会長を務めたが、21年2月に女性蔑視発言で引責辞任した。  高橋容疑者は、青木容疑者らからスポンサー契約や公式ライセンス商品の販売契約などで便宜供与を依頼され、計5100万円を受領した疑いが持たれている。(了)【時事通信社】
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